警護処の60周年記念式典が「尹大統領の誕生パーティー」だった「疑惑」
KOREA WAVE / 2025年1月18日 6時0分
【KOREA WAVE】韓国大統領警護処が昨年12月18日に開催した60周年記念式典が、事実上、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の誕生日を祝うイベントだったと報じられ、物議を醸している。このイベントでは、大統領を称える特別な「献呈曲合唱」が披露されたという。
SBSの報道によると、この日の記念式典は大統領室内の講堂で実施され、「ユン大統領献呈曲」が会場に響き渡った。歌詞には「あなたが見せてくれた溢れる愛」「新しい大韓民国のために天が送ってくれた大統領が誕生した今日を祝う」といった内容が含まれていた。
この歌は有名なミュージカルを原曲とし、元の歌詞「52万5600分の貴重な時間」を「84万5280分」と改め、ユン大統領が2022年5月10日に就任してから式典当日までの587日間(=84万5280分)を指す表現に置き換えたという。
この音源は式典の約1週間前、ソウルのスタジオで録音され、音楽家らは「大統領の誕生日パフォーマンスに使用される歌」と説明を受けていた。しかし、事前に渡された楽譜には歌詞の一部が空白となっており、録音当日に「空白部分には『大統領』や『大韓民国』を入れて歌ってほしい」と指示されたという。
また、音楽家には秘密保持契約書への署名が求められ、情報漏洩を厳禁とされた。録音に参加した10人以上の音楽家には、最低でも300万ウォン(約33万円)が支払われたとされる。
式典当日、事前に録音された音源が流され、それに合わせて警護処職員が合唱したほか、「ユン・ソンニョル三行詩コンテスト」なども開催された。この式典は、当時の警護処長で後に国防相になるキム・ヨンヒョン(金龍顕)氏が主催し、企画管理室長のキム・ソンフン次長が企画した。
一部の警護処職員からは「警護業務の一環としてこうしたことまでやるべきなのか」と困惑する声も上がったとされる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
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