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「戒厳解除?2回でも3回でも再宣言する」 [KWレポート] 韓国大統領の起訴状 (下)

KOREA WAVE / 2025年2月5日 5時0分

【KOREA WAVE】

非常戒厳当時、窓を破って国会に突入する戒厳軍=国会事務処提供(c)news1

◇「この機会に全員逮捕しろ」

ユン大統領は戒厳令を宣言した直後、国家情報院関係者に対し、防諜司令部主導で主要人物を逮捕するので、これに協力するよう指示した。また、国会と選挙管理委員会の封鎖に投入された戒厳軍や警察の指揮部に何度も連絡し、国会での非常戒厳解除要求案の可決を阻止しようとした疑いも持たれている。

ユン大統領は12月3日午後10時53分ごろ、ホン・ジャンウォン(洪壮源)国家情報院第1次長に電話をかけた。

「戒厳令の宣言、見ただろう? この機会に全員逮捕しろ。徹底的に整理しろ。国情院にも対共捜査権を与えるから、防諜司を支援しろ」

こう伝え、防諜司令部主導の主要人物逮捕作戦に協力するよう命じた。

続いて、チョ・ジホ警察庁長に6回電話をかけ、次のように指示した。

「チョ庁長、国会に入ろうとする国会議員は全員逮捕しろ。逮捕だ。違法行為だ。全員戒厳布告令違反だ」

さらに、クァク・ジョングン(郭鍾根)特殊戦司令官、イ・ジヌ(李鎮雨)首都防衛司令官にも電話し、国会本会議場への突入状況を確認しながら、次のように指示した。

「ドアを斧で壊してでも中に入って全員引きずり出せ」

「銃を撃ってでもドアを破壊して突入しろ」

「本会議場に入って、4人で1人ずつ担ぎ出せ」

特に、イ・ジヌ司令官には、次の文言を再三にわたって強調した。

「戒厳令宣言前に兵力を動かすべきだと言ったのに、みんな反対した。解除されたとしても、私が2回でも3回でも再宣言すればいいから、作戦を続行しろ」

◇国会、全会一致で「戒厳令解除要求案」可決

しかし、12月4日午前1時ごろ、国会は出席議員190人全員一致で「非常戒厳解除要求案」を可決した。

戒厳解除の決定を受け、ユン大統領は合同参謀本部地下バンカーにある「決心支援室」に向かい、キム・ヨンヒョン国防相、パク・アンス(朴安洙)戒厳司令官、イン・ソンファン国家安保室第2次長らと協議を続けた。

キム・ヨンヒョン国防相はクァク・ジョングン特殊戦司令官に選管への追加兵力投入が可能か確認したが、「不可能」との返答を受け、軍指揮官らに対し、次のように述べた。

「圧倒的に不利で、望んだ結果にはならなかったが、やるべきことはやったと考えている」

その後、ユン大統領は4日午前4時26分ごろ、非常戒厳の解除を発表した。ハン・ドクス首相主催の国務会議で出席者13人全員が合意し、戒厳令解除が決定された。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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