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トヨタ新型カローラクロスはRAV4顔!? カローラシリーズに追加されたSUVの正体は?

くるまのニュース / 2020年7月16日 11時10分

トヨタがタイで2020年7月9日に発表・発売した新型「カローラクロス」は、「カローラシリーズ」に追加されたSUVです。新型カローラクロスと、「カローラ(セダン)」や「カローラツーリング(ステーションワゴン)」との共通点や異なる点とは、どのようなところなのでしょうか。

■カローラシリーズに新たなSUVが設定された!

 トヨタが2020年7月9日にタイで新型「カローラクロス」が世界初公開しました。同国では発売が開始した新型カローラクロスは、「カローラシリーズ」に新たに追加されるSUVです。

 新型カローラクロスと、既存の「カローラ(セダン)」、「カローラツーリング(ステーションワゴン)」、さらに「カローラスポーツ(ハッチバック)」とは共通点や異なる点は、どのようなところなのでしょうか。

 新型カローラクロスは、「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、ユーザーの期待を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」と「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指して開発されました。

 2019年9月にフルモデルチェンジしたカローラ、カローラツーリングと同様に、プラットフォームにTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用しています。

 新型カローラクロスのボディサイズは全高4460mm×全幅1825mm×全高1620mmと、カローラツーリングの全高4495mm×全幅1745mm×全高1460mmと比べると、ひと回り大きくなっていますが、ホイールベースは両車とも2640mmです。

 外観のデザインは、カローラとカローラツーリングが大型の台形ロアグリルフレームとメッシュグリルを採用しているのに対し、新型カローラクロスはメッシュグリルという点で共通ですが、大型グリルが上部に配されることによりフロントマスクの印象はかなり異なります。

 ヘッドライトの形状も双方で異なるとともに、新型カローラクロスはフェンダーやサイドなどに樹脂パーツが装着され、SUVとしての力強さが感じられるデザインです。

 リアのテールランプも、カローラ、カローラツーリングと新型カローラクロスでは違うデザインが与えられています。

 新型カローラクロスのデザインはトヨタのSUV「RAV4」と似ており、カローラシリーズの一員でありながら、トヨタのSUVモデルのDNAが色濃く反映されているようです。

 新型カローラクロスの内装は、カローラ・カローラツーリングと共通のデザインとしながら、全高を高めたことにより、見晴らしの良い空間と余裕のあるヘッドクリアランスを実現しました。

 荷室の容量はクラストップレベルの487リッターを確保。カローラツーリングの392リッターに比べて大容量です。

 ただし、カローラツーリングの荷室は6:4分割が可能で、後席を折りたたむと802リッターの大容量のスペースが生まれます。

 利便性の面では、新型カローラクロスの荷室はアクセスの良い高さとするとともに、後席のドア開口部を広く確保し、乗降性も向上しました。

■新型カローラクロスのパワートレインや燃費は?

 新型カローラクロスのパワートレインは、カローラ、カローラツーリングと同様に、1.8リッターガソリンと1.8リッターハイブリッドが設定されています。

 なお、カローラ、カローラツーリングおよびハッチバックモデルの「カローラスポーツ」には、1.8リッターガソリン/ハイブリッドのほかに、1.2リッターガソリンターボもラインナップしています。

トヨタ新型「カローラクロス」トヨタ新型「カローラクロス」

 駆動方式は、新型カローラクロスは2WD(FF)のみの設定ですが、日本のカローラシリーズの駆動方式は2WDのほかに、セダンとワゴンのハイブリッドモデルには電気式4WDシステムの「E-Four」が設定されています。

 さらに、カローラスポーツのターボモデルには4WDが設定されるなど、多彩なラインナップが選択できます。

 新型カローラクロスのサスペンションは、リアに新型のトーションビーム式を採用し、安定したフラットな走りとともに、快適な乗り心地や静粛性を実現しました。

 また、新型カローラクロスのタイヤサイズは前後で異なり、前が215/60R17、後ろが225/50R18。カローラツーリングのタイヤサイズはグレードによって、195/65R15、205/55R16、215/45R17の3タイプが装着されます。

 安全装備はカローラシリーズを引き継ぎ、新型カローラクロスのタイ仕様のハイブリッドHighグレードに「トヨタセーフティセンス」を標準装備。タイ仕様のハイブリッドHigh/Midグレードには「ブラインドスポットモニター」「リヤクロストラフィックアラート」を搭載しました。

 加えて、ボディの軽量化により、低燃費を実現。タイ仕様のNEDCモード燃費は、ハイブリッドモデルが98g/km、4.3L/100km、ガソリンモデルが150g/km、6.5L/100kmと、ハイブリッド車、ガソリン車ともに、クラストップレベルの環境性能を達成しました。

※ ※ ※

 新型カローラクロスは、タイでの発売を皮切りに、今後は順次、導入国を拡大していく予定とされている一方で、日本で発売されるかどうかは現時点では明らかになっていません。

 日本で販売されるトヨタのSUVは、小さい順から「ライズ」「C-HR」「ハリアー」「RAV4」「ランドクルーザープラド」「ランドクルーザー」と、サイズも用途もさまざまなモデルがラインナップしています。

 そして2020年秋には、コンパクトカー「ヤリス」をベースとしたSUVとして新型「ヤリスクロス」が追加設定される予定です。

 新型ヤリスクロスは新型カローラクロスよりも小さなボディサイズで、ライズとC-HRの中間に位置するモデルです。

 国内ではこのヤリスクロスが登場することもあり、新型カローラクロスの導入については今後の状況次第ということになるのではないでしょうか。

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