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スバル「アウトバック」「WRX S4」が2021年1月に受注終了! 次期型は新エンジン搭載か?

くるまのニュース / 2020年11月12日 9時10分

スバルのクロスオーバーSUV「レガシィ アウトバック」とハイパフォーマンスセダン「WRX S4」が2021年1月に受注終了となることが明らかになりました。次期モデルはどうなるのでしょうか。

■アウトバックが2021年1月に受注終了へ 次期モデルはどうなる?

 2020年夏にスバルは、多くのモデルの受注終了を発表。「レヴォーグ」「フォレスター」「インプレッサ」「XV」などの主力モデルが、一時的に販売されないという事態が発生していました。

 その後、同年10月8日に改良を受けたインプレッサとXVを発売、10月15日にフルモデルチェンジした2代目レヴォーグを発表、さらには10月22日にはフォレスターの一部改良と1.8リッターターボエンジン搭載を発表し、各モデルの販売が順次再開されています。

 しかし今回、クロスオーバーSUVの「レガシィ アウトバック」とハイパフォーマンスセダン「WRX S4」について、「2021年1月24日をもって現行モデルの受注生産の注文受付を終了する」という告知が、東京スバルのサイトでアナウンスされました。

 アウトバックとWRX S4は、今後どうなるのでしょうか。

 両車の生産終了は、次期モデル投入の準備だと考えられます。

 気になる新型アウトバックの国内導入ですが、スバルは「日本のユーザーに合わせて、エンジンやデザイン、機能など開発しているところ」と説明。2021年以降に新型アウトバックが導入される計画があるとのことです。

 国内ではセダンの「レガシィ B4」が、2020年6月をもって生産終了となり、1989年から30年以上続いたレガシィ(セダン)の歴史は幕を閉じましたが、レガシィの名前はアウトバックが継承していくことになります。

 国内で販売されているアウトバックは5代目モデルですが、北米では2019年7月にフルモデルチェンジした6代目となるアウトバックが販売されています。

 北米仕様に搭載されるエンジンは、2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(最高出力260hp)と、2.5リッター水平対向4気筒エンジン(最高出力182hp)の2種類が用意されています。

 いずれもリニアトロニックCVTと組み合わされており、駆動方式は、シンメトリカルAWDです。

 国内の現行アウトバックには2.5リッター水平対向エンジンが搭載されていますが、フォレスターの例を鑑みると、新型アウトバックには同エンジンが搭載されない可能性がありそうです。

 前述の10月22日におこなわれたフォレスターの一部改良では、新型レヴォーグに初搭載された1.8リッター直噴ターボ“DIT”エンジン(CB18型)を載せた「スポーツ」グレードが新たに設定されました。

 フォレスターは新開発の1.8リッター直噴ターボエンジンが追加されたのと同時に、エンジンラインナップを整理。

 これまで最上級の「アドバンス」グレードに搭載されていた2リッター+モーターのe-BOXERを「X-BREAK/ツーリング」グレードへも拡大設定するとともに、2.5リッター水平対向4気筒エンジンが廃止されました。

 このことから、新型アウトバックでも、日本仕様では1.8リッター直噴ターボエンジンやe-BOXERの搭載を視野に入れている可能性が考えられます。

 とくに1.8リッター直噴ターボエンジンは、日常での扱いやすさを重視し、低回転域から高トルクを発生。アクセルを踏み込むとしっかりとした加速感が得られ、高速道路上での合流や追い越しなども気持ち良くおこなえます。

 また、少ない燃料でより多くのエネルギーを生み出す最新技術リーン燃焼などの採用によって、優れた環境性能を実現しました。

 2リッター以下のターボエンジンで、300Nmの最大トルクを発揮するパワフルなエンジンは国産車ではほかになく、スバルの次世代ダウンサイジングターボエンジンとして期待されています。

 レギュラーガソリンで経済性にも優れていることから、今後の国内で販売される各モデルに搭載されることになるのではないでしょうか。

■ハイパフォーマンスセダン 次期WRXはどうなる?

 アウトバックと同時に受注終了が告知されたWRX S4についてはどうでしょうか。

 インプレッサシリーズから独立して、2014年に「WRX」として登場した現行モデルは、2リッター水平対向ターボエンジン(FA20型)+リニアトロニックCVTのWRX S4と、2リッター水平対向ターボエンジン(EJ20型)+6速MTの「WRX STI」の2モデルを展開。

次期WRX STIを示唆する「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」(東京オートサロン2018出展)次期WRX STIを示唆する「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」(東京オートサロン2018出展)

 WRX STIについては、2019年12月末にEJ20型エンジンの生産が終了となったことから、555台限定の「EJ20 ファイナルエディション」を最後に販売が終わっています。

 WRX S4は継続して販売されていますが、2020年8月20日に限定車「WRX S4 STIスポーツ#」を発売。同時にグレード体系が見直され、最上級グレードの「STIスポーツ アイサイト」に一本化されました。

 そして今回、アウトバックと同時に2021年1月24日に受注終了となることが明らかになっています。

 スバルによると、WRXについても次期モデルの投入を予定しているとのことです。

 次期WRXを示唆するコンセプトモデルとして、東京モーターショー2017に出展された「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」や東京オートサロン2018で公開された「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」があります。

 とくにヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプトはSTIのノウハウが注入されたモデルで、WRX STIの後継車であるといわれています。

 大型リアウイングやフロント・サイド・リアにかけて装着されたエアロパーツなどにより、スポーティな走りを予感させるデザインが特徴的です。

 次期WRXについても、現行モデルとは別のエンジンを搭載して再登場することが予想され、前述の1.8リッターターボエンジンや、北米の3列シートSUV「アセント」に搭載されている2.4リッターターボエンジンをチューニングして搭載する可能性が高いのではないでしょうか。

※ ※ ※

 国内では新型レヴォーグの販売が好調なスバルですが、年々厳しくなる燃費基準に各モデルを適合させる必要があります。

 2020年1月にスバルは、「2030年までに全世界販売台数の40%以上を電気自動車+ハイブリッド車にする」ことと「2030年代前半には生産・販売する全てのスバル車に電動技術を搭載する」と発表。

 e-BOXERによるハイブリッドモデルの追加や、北米で販売されているPHEV「クロストレック ハイブリッド(日本名:XV)」といった電動車、トヨタと共同開発しているSUVタイプの電気自動車など、燃費の良いクルマの投入が必要不可欠とされています。

 そのため、現時点での車種やエンジンラインナップの統廃合は、電動化への準備であるとも捉えられます。

 スバルが強みとする走りの良さと低燃費を両立する、新たなモデルの登場が期待されます。

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