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600馬力の「M2」爆誕! パワージャンキーに贈るマンハート「MH2 GTR」とは

くるまのニュース / 2021年2月11日 19時10分

BMWが410psから450psへとパワーアップした「M2 CS」を、さらに150psアップの600psの高みにまで引き上げたマンハート。ドイツチューナーが手がけた「MH2 GTR」を紹介しよう。

■「M2 CS」をさらにチューニングするマンハート

 ドイツのBMWチューナー、マンハートが、F87型「M2 CS」をベースとした新型「MH2 GTR」を発表した。

 F87型のM2 CSといえば、コンパクトでマッシブなボディに、450psの最高出力を誇るS55型エンジンを搭載した、BMWのファンにとってはまさに理想の1台である。

 M2 CSは、先行して登場していた「M2コンペティション」をさらにハイパワー化、シャシを強化したF87型M2の最終発展型として誕生した、Mディビジョンの究極作でもあった。

 そのF87型M2 CSのパフォーマンスをさらに高めようというマンハートの狙いは、BMWのファンにとっては魅力的なものではあるが、同時に多くの困難を伴うものでもあった。

 Mディビジョンが最終発展型と主張する究極のクルマに、果たして進化の可能性など残されているのか。マンハートのエンジニアがまず着目したのは、フロントに搭載されるS55型3リッター直列6気筒ツインターボエンジンだった。

 Mディビジョンは、M2コンペティションで、このS55型エンジンにデュアルブランチ式のエグゾーストシステムなどを与え、410psの最高出力を実現しているが、それに続くM2 CSでは450psを発揮させるのが限界だった。

■パワージャンキーのために用意された最高出力は

 マンハートは、現在の段階ではエンジンチューニングの詳細を明らかにしていないが、M2コンペティションと同様のエグゾーストシステム(これは輸出専用となる)、そして大型のターボシステムとインタークーラー、またこのエンジンに組み合わされる7速DCTのチューニングもおこなわれていることを発表している。

マンハートの「MH2 GTR」は、オリジナルを大きく上回る性能を手に入れたマンハートの「MH2 GTR」は、オリジナルを大きく上回る性能を手に入れた

 またM2 CSには、アダプティブMサスペンションが標準装備となり、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」の各モードが選択可能だが、そのセッティングもマンハートによって見直されているということだ。

 タイヤはフロントが255/30ZR20、リアが295/25ZR20サイズとなる。フロント400mm径、リア380mm径のスチール製ブレーキディスクは、カスタマーの希望によって、カーボンディスクなど、さらに軽量で高性能なものにチェンジすることが可能だ。

 外観ではビッグサイズのリアウイングなどを装着し、エアロダイナミクスの最適化にも積極的に取り組んでいる。フロント左右フェンダーのカーボン製エアアウトレットに加え、フロントリップのデザインを踏襲したサイドステップ後端のエアロパーツなど、外観はさらにアグレッシブな仕様へと変貌している。

 インテリアもまたBMWのカスタマー、とくにMシリーズのカスタマーが好むレーシーな雰囲気に仕上げられている。レカロ製のスポーツシートやカーボン製のステアリングホイールなどは、新たにこのMH2 GTRで与えられたアイテムだ。

 最後に、ドライバーがこのコックピットで操るパワーを紹介することにしよう。最高出力と最大トルクは、M2 CSの450ps/550Nmを大きく上回る600ps/830Nmにまで引き上げられた。

 数値だけを見ると、アクセルペダルを不用意に踏み込むことだけは避けた方がよさそうだ。まさにパワージャンキーのためのMH2 GTR。イージードライブ向けのモデルではないことは確かなようだ。

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