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14年ぶりのフルモデルチェンジ! ルノー新型「カングー」世界初公開

くるまのニュース / 2021年4月1日 12時5分

仏ルノーは2021年3月30日、「カングー」をフルモデルチェンジ、4月1日よりフランス国内で受注を開始した。

■現行カングーよりも全長が約200mm拡大

 仏ルノーは2021年3月30日、「カングー」をフルモデルチェンジ、4月1日よりフランス国内で受注を開始した。

 同年3月24日には商用車バージョンの新型「カングー バン」を発表したが、今回登場したモデルは乗用車版。つまり日本に導入される予定の3代目新型カングーになる。

 フランス・モブージュにあるルノー工場で生産され、早ければ2021年6月から欧州および世界各国で販売される予定だ。

 カングーは、1997年の登場以来、世界70か国で420万台以上が販売されているモデルで、現行型は2007年にフルモデルチェンジした2代目。日本では2009年9月に販売開始されている。

 新型カングーは、全長4486mm×全幅1919mm×全高1838mm、ホイールベースは2716mmというボディサイズになっている。

 現行カングーが全長4280mm×全幅1830mm×全高1810mm、ホイールベースが2700mmなので、全長は約200mm、全幅は約90mm、全高は約30mm、ホイールベースは約15mm、それぞれサイズアップしている。

 新型の外観は、より筋肉質のデザインになっているのが特徴だ。水平方向にリブが入ったボンネット、垂直方向に伸びたフロントエンド、強調されたショルダーが目をひく。

 フロントはグリルとバンパーの間にクロームのラインを配置、さらにルノー独自のCシェイプデザインのLEDヘッドライトを採用、完全に新しい顔になった。

 フルLEDライトの採用により、夜間に照らすことができる範囲が従来に比べ奥行き130m、幅37m広がっている。さらにコーナーリングの際にカーブの内側を照らす「ベンド・ライティング」機能も搭載している。

 ショルダーラインは、商用車派生の乗用車という従来のモデルとは一線を画し、エレガントに引き締められている。またバンパー、ドアハンドル、スライドドアプロテクターなどのパーツは、ボディカラーと同じ色で統一されている。

90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易

 ルーフバーも特徴だ。革新的なルーフバーは縦にも横にも配置が可能で、その際にはラッチを外すだけで工具は不要。高速走行でもノイズが出ないように設計され、およそ80kgの荷物を積載することができる。

 商用車の新型カングー バンの特徴だった、オープンセサミbyルノーと呼ばれる大開口サイドドアは未採用だが、90度開く助手席ドアや、615mm開くリアスライドドアにより、車内へのアクセスは容易になっている。

■フランスでの車両価格は約323万円から

 インテリアは水平基調のダッシュボードとなり、よりモダンとなった。シートも耐久性に優れたものに変更、疲れにくい運転を実現している。またダッシュボードやドアの断熱材の改良、窓ガラスの厚さ(11%増)、エンジンハウジングなどを改良し防音効果を高めることで、より快適な車内環境になっている。

ルノー新型「カングー」のインパネルノー新型「カングー」のインパネ

 後部座席のショルダールームは1480mm、レッグルームは200mm、ヘッドルームは1040mmと、同セグメントのなかでもっとも広い空間となっている。また助手席と後席左右にISOFIXアタッチメントを装備、チャイルドシートを装着することができる。

 荷室容量は通常で775リッター、後席シートおよび助手席まで倒すと3500リッターまで広がる。この際は2.7mもの長尺物も積載可能だ。

 搭載するエンジンは、ガソリンモデルがすべて1.3リッター直噴直列4気筒で、100ps・200Nmの「TCe100 PF」、130ps・240Nmの「TCe130 PF」の2種類。

 またディーゼルモデルはすべて1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボで、75ps・230Nmの「Blue dCi 75」、95ps・260Nmの「Blue dCi 95」、115ps・270Nmの「Blue dCi 115」の3種類を用意する。組み合わされるトランスミッションは、現在のところすべて6速MTだ。

 先進運転支援システム(ADAS)も充実。アダプティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)とレーン・キーピング・アシストを組み合わせた「Motorway and Traffic Companion」、ヒルディセントコントロール付スピードリミッター、フロント・リア・サイドパーキングアシスタントやハンズフリーパーキングシステムなど、14もの新しいドライバーアシスタンスシステムを搭載している。

 車両価格は、新型カングー「ZEN TCe100 FAP」が2万4900ユーロ(日本円で約323万円)、「ZEN Blue dCi 95」が2万5900ユーロ(約336万円)、「INTENS Blue dCi 95」が2万7400ユーロ(約356万円)、「INTENS TCe 130 FAP」が2万7900ユーロ(約363万円)となっている。

ルノー新型「カングー」。バックドアは跳ね上げ式ルノー新型「カングー」。バックドアは跳ね上げ式

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 ルノーのスモールバン/コンビスペース担当コマーシャルディレクターのジャン・ルイ・ウィーデマン氏は「新しいカングーは、ミニバンから新たな顧客を獲得し、再び欧州のトップ3に入ることを目指します」とコメントする。

「刺激的で筋肉質なエクステリアで登場します。新型はユーティリティバンから一歩進んで、クルマのスタンダードに近づいています。ハイエンドなデザインのため、ファミリーは誇りを持って新型のハンドルを握ることができるでしょう」

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