次世代レクサスは「スピンドルボディ」へ進化!? SUV×EVの「LF-Z」に期待することとは
くるまのニュース / 2021年4月2日 14時10分
レクサスは次世代の方向性を示すモデルとして、SUVタイプのEVコンセプト「LF-Zエレクトリファイド」を世界初公開しました。このコンセプトカーの印象についてSNSでアンケートを実施しました。
■レクサスがSUVタイプのEVコンセプトカーを世界初公開
レクサスは、SUVタイプのEVコンセプトとして、「LF-Zエレクトリファイド」を2021年3月30日に世界初公開しました。
次世代レクサスの方向性を示すコンセプトカーとして登場したLF-Zエレクトリファイド。レクサスのデザインアイコンである「スピンドルグリル」はいわゆる「グリルレス」となり、クーペSUVボディ全体のアーキテクチャをさらに進化させた「スピンドルボディ」が採用されました。
リアのデザインはシンプルな水平基調とし、張り出したタイヤを強調する造形を組み合わせることで力強いスタンスを表現。
また横一文字の薄型リアコンビネーションランプを採用するとともに、「L」のエンブレムに代わって「LEXUS」ロゴを新たに配置することで、新たなレクサスを感じさせるスタイルを実現しています。
くるまのニュースではLF-Zエレクトリファイドについてのアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を収集しました。
「LF-Zエレクトリファイドについてどう思いますか?」という設問に対して、「まあまあカッコ良いと思う」が34.6%ともっとも多く占めていましたが、「あまりカッコ良いとは思わない」が26.9%となっています。
「とてもカッコ良いと思う」(11.5%)と「まあまあカッコ良いと思う」(34.6%)の合計が46.1%、「あまりカッコ良いとは思わない」(26.9%)と「まったくカッコ良いとは思わない」(23.1%)の合計が50%となり、先進的なデザインのコンセプトカーということもあり、好みが分かれる結果となりました。
次に、「LF-Z エレクトリファイドのグリルレスのデザインやクーペSUVのスタイルについてどう思いますか?」(自由記入)という設問では、さまざまな意見があがりました。
「グリルレスでもしっかりスピンドル感を感じられるデザインは好感が持てる」「EVに遊び心を感じる」「未来的で良いと思う」など、好意的な意見が寄せられています。
その一方、「デザインに迷いを感じる」「10年後、20年後にこのデザインが美しいと思えるかは正直微妙」「スピンドルグリルがようやく定着してきたのに、今ここでの転換はどうかと思う」「さっぱりしていて面白いが、形が残っているので100%グリルレス感が無い。SUVは流行りとして外せなかったのかという印象」など、次世代レクサスのデザインとして物足りなさを感じるコメントもありました。
さらに、「SUVブームだから仕方ないけど、折角の流線型が車高が高いぶん半減」「空気抵抗やリフト量が増えるので車高は下げたいのが本音だろうが、もう少し視線が高くてSUVらしさを出したほうがいいのではないかと思う」など、SUVとクーペを融合させた個性的なスタイルだけに、どっちつかずといったようなコメントも見受けられました。
また、「ルーフが低く乗りにくそう。車内も狭そう」「ルーフのピークが後席に座った人の頭部あたりなので、スタイリッシュなデザインだが居住性はよさそう」と、居住性に関心を寄せる回答者もいました。
「LF-Z エレクトリファイドの量産車が発売されたら購入したいと思いますか?」という設問には、「購入したい」が30.8%、「購入したいと思わない」が69.2%となりましたが、まだコンセプトカーの段階ということで量産車がイメージしづらいこともあってか、購入したいと思わない人のほうが多かったです。
「次世代EVとしてLF-Z エレクトリファイドに欲しい機能はどれですか?」(複数回答)という設問では、「カッコ良い外観デザイン」(73.1%)がもっとも多く、次いで、「長い航続距離」(69.2%)、「より短い時間で充電できる進化した急速充電機能」(61.5%)が上位を占めました。
さらに、「快適な室内空間」および「スポーティな走行性能」(38.5%)、「高度な自動運転技術」(26.9%)が続くなど、レクサスのEVということで、長い航続距離やスポーティな走りに加え、ストレスなく充電できる性能に期待する声が多いようです。
加えて、スタイリッシュなデザインや快適な室内、自動運転技術など、プレミアムブランドに相応しい装備が求められていることがわかりました。
■LF-Z エレクトリファイドってどんなコンセプトカー?
LF-Zエレクトリファイドは、レクサスが2025年までの実現を見据えている各種先進技術を盛り込んだEVのコンセプトカーです。
外観デザインは近未来的でスタイリッシュなクーペSUVとする一方、内装は新コンセプト「Tazuna(手綱)」に基づき、手綱一本で意思疎通を図る人と馬の関係性に着想を得て、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中できるコクピットを実現しました。
レクサス「LF-Z エレクトリファイド」
また、EV専用プラットフォームを採用しているほか、新たな四輪駆動力制御技術「DIRECT4」を搭載し、ドライバーの感性に寄り添った走りの進化を目指しています。
LF-Zエレクトリファイドのスペックは、ボディサイズが全長4880mm×全幅1960mm×全高1600mm。ホイールベースは2950mm。車両重量は2100kgです。
車両フロア下に配されるリチウムイオンバッテリーの容量は90kWh。冷却方式は水冷式で、一充電航続可能距離は600km(WLTP)を確保しています。
最高出力は400kW(544馬力)で最大トルクは700Nm。0-100km/h加速は3.0秒で、最高速度は200km/hと、パワフルかつスムーズで、スーパーカー顔負けの走行性能を備えています。
※ ※ ※
レクサスは今後もさまざまな新型車を投入すると宣言しており、2025年までに10車種以上の電動車(EV、PHV、HVなど)を含む、約20車種の新型や改良モデルを投入する予定となっています。
投入されるモデルの種類も、基幹モデルのセダンやSUVに留まらず、クルマを操る楽しさを提供するスポーツモデルや新しい形のショーファーカーなど、新ジャンルのモデルなども幅広く設定するということです。
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