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「いつも迷う!」 高速渋滞時は「左・中・右」どの車線が早い? 頻度多い車線変更がNGな理由

くるまのニュース / 2021年9月19日 7時30分

クルマの長距離の移動に欠かせない高速道路ですが、渋滞にはまってしまうことも少なくありません。高速道路に3車線ある場合、渋滞時はどの車線が一番速く走れるのでしょうか。

■車線変更は意味がない!? 「急がば回れ」で渋滞を乗り切ろう

 目的地により早く到着するためになくてはならない交通網である高速道路ですが、時期や時間帯、場所によっては渋滞が発生し、多くの車両が時間を浪費しています。ドライバーの悩みのひとつともいえるでしょう。

 誰もが一刻も早く抜け出したい渋滞ですが、3車線ある場合に「左・真ん中・右」のどれを選べば一番早く進むのでしょうか。

 渋滞は、その都度の状況が異なるため、「どの車線が早いのか」という明確な答えはありませんが、渋滞発生の予防や緩和には「左車線(走行車線)」の走行が推奨されています。

 また、NEXCO東日本の渋滞予報士は「後続車にブレーキを踏ませ、渋滞を発生または悪化させる原因となるため、むやみな車線変更は控えるように」との呼びかけをおこなっています。

 渋滞予報士によると、渋滞が起きてくると多くのドライバーが一番右側の追い越し車線に移ろうとするといいます。

 しかし、その結果として追い越し車線に車両が集中し、車間が詰まることで、全体の速度がさらに下がり、これに伴って走行車線でも同様に速度が低下してすでに起こっていた渋滞がより悪化すると説明しており、渋滞発生のほとんどは追い越し車線によるものと解説しています。

 このため、交通量が増えるなど渋滞が発生しそうな場面で、走行車線をゆっくり走るクルマを追い越し車線に変更してから追い越そうとすることが渋滞の発生につながるといえます。

 こうした高速道路での渋滞した際の車線変更について、NEXCO東日本の広報担当者は以下のように話します。

「状況にもよりますが、複数ある車線を均一に使用していただくことが、渋滞緩和につながると考えております。

 そのため、追い越し車線だけ走行していても早く進むわけではないことをご理解いただければと思います」

※ ※ ※

 2017年にNEXCO東日本がおこなった実験では、追い越し車線の交通量が6%減少することで、渋滞時間が1.5時間削減し、最大渋滞長が12km減少するという結果が明らかになっています。

 そのため、混雑時においては追い越し車線に移動することを控えることによって、車線の利用が均一になり渋滞を減少させることができます。

 また、NEXCO各社では高速道路上に「追い越し車線から渋滞が始まる」という横断幕を掲示するなどの呼びかけもおこなっています。

■追い越し車線以外ではどのような渋滞が発生する?

 高速道路での渋滞は、早く進みたいという気持ちから、多くのドライバーが追い越し車線に移ってしまうことが要因のひとつと分かりました。

 では、そもそも高速道路の渋滞の原因は追い越し車線によるものなのでしょうか。

 そのほかの原因について前出のNEXCO東日本の広報担当者は「高速道路の渋滞は、追い越し車線への移動に加え、上り坂やサグなどにおける速度低下のほか、インターチェンジなど合流部付近での速度低下などの原因により発生しやすいとされています」と話しています。

 NEXCO東日本の発表によると、2020年に起こった渋滞の発生原因は「交通集中(76%)」、「事故(16%)」、「工事(2%)」、「その他(6%)」となっています。

合流時は無理に割り込まず先頭までいったから合流するのが望ましい合流時は無理に割り込まず先頭までいったから合流するのが望ましい

 渋滞発生の根源ともいえる交通集中は、追い越し以外に上り坂・サグ部(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)・合流部での速度低下で発生しています。

 上り坂やサグ部では無意識に速度が低下する車両があり、車間距離が短くなる箇所ができ、その結果後続車が次々とブレーキを踏むため渋滞が発生します。

 上り坂やサグ部からの渋滞は構造上、予測ができるため、各々が速度を落とさないようにすることが重要といえます。

 また、合流部の場合は走行車線に合流した車両の後続車が速度を落とすことで、追い越し車線への車線変更が頻発し、渋滞に陥ります。

 合流車は十分に加速し、走行車線の流れを阻害しないようにすること、また、合流部付近で走行車線を走っている車両は速度が下がっても、すぐに追い越し車線に移動しないようにすることによって、3車線の車両数の均衡が保たれるといえます。

※ ※ ※

 高速道路の車線はむやみに変更しないことが渋滞回避のカギです。車間距離を十分にとって、安全な走行を心がけるようにしましょう。

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