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SUVオーナーだけどオフロードは走らない! 快適性かスポーツ性を選べるSUV専用サマータイヤのブランドとは

くるまのニュース / 2022年7月20日 18時40分

日本だけでなく世界的にもSUVが人気です。そのスタイリッシュなデザインや運動性能、室内の広さなどがSUVの人気の理由ですが、そうしたSUVにはどんなタイヤを選ぶのがよいのでしょうか。

■右肩上がりの人気のSUV オフロードは走らない人のためのタイヤとは

いま、SUVが人気です。

SUVにはどんなタイヤが合うのだろうかSUVにはどんなタイヤが合うのだろうか

 日本自動車販売協会連合会が発表した2021年の登録車新車販売台数によると、国内で販売されたSUVは65万1093台。登録車のうち30.4%がSUVとなったといいます。

 5年前の2016年、当時のSUV販売台数は37万4593台で、SUVのシェアは14.9%。つまりSUVは、この5年で2倍弱(1.7倍)にまで右肩上がりで成長しているということになります。

 ちなみに、2021年1月から12月の乗用車ブランド別通称名別順位を見てみると、6位にトヨタ「ライズ」、7位にトヨタ「ハリアー」、14位にホンダ「ヴェゼル」、15位にトヨタ「RAV4」が入っています。

 こうしたSUV人気は輸入車も顕著です。

 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2021年外国メーカー車モデル別新車登録台数順位を見ると、2位にVW「T−cross」、6位にVW「T-Roc」、8位にジープ「ラングラー」と、ベスト10に3台のSUVがランクインしています。

 また1位のBMWミニには「ミニ・クロスオーバー」、4位のボルボ「60シリーズ」、9位のボルボ「40シリーズ」にはそれぞれ「XC60」「XC40」という人気SUVも含まれているため、実質はベスト10のうち半数以上がSUVという結果になっています。

※ ※ ※

 もともとSUVは、クロスカントリー車(CCV)から派生したということもあり、以前から各社SUV用のタイヤブランドが用意されていました。

 たとえばブリヂストンは「DUELER(デューラー)」、ヨコハマは「GEOLANDAR(ジオランダー)」、トーヨータイヤは「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」、ダンロップは「GRANDTREK(グラントレック)」などのブランドがそれにあたります。

 これらはオフロード走行を前提としたタイヤで、よりオフロード向きの「M/T(マッドテレーン)」、オンロードとオフロードの性能のバランスが取れた「A/T(オールテレーン)」、快適性や静粛性などオンロード重視の「H/T(ハイウェイテレーン)」など細分化されています。これらにはすべて「M+S(マッド&スノー)」と呼ばれるマークがついています。

 M+Sマークが付いたタイヤは「全天候型タイヤ」とも呼ばれることもあるため、最近流行の兆しのあるオールシーズンタイヤと混同しがちですが、オールシーズンタイヤは「スノーフレークマーク」と呼ばれる認定マークが付いていて、高速道路のチェーン規制時には冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤと同様に通行できるのに対し、M+Sマークが付いているだけでは通行することはできません。

 最近登場するSUVは、乗用車ベースのものが大多数です。ユーザーも、SUVのスタイリッシュさや多用途性に惹かれて購入する人が多数だといいます。

 オフロード走行をしない人にとっては、こうしたM+Sのタイヤは必要はなく、日常走行での静粛性や快適性、そしてスポーツ性などのオンロード性能が高いサマータイヤを望む声も多いそうです。

■プレミアムSUV専用設計のサマータイヤ

 ブリヂストンの「ALENZA(アレンザ)」は、プレミアムSUV専用設計のグローバルタイヤブランドです。

ブリヂストン「アレンザ001」ブリヂストン「アレンザ001」

 最初に2017年2月に登場した「ALENZA 001(アレンザ001)」は、運動性能を高次元で引き出すために専用設計されており、オンロードでの高いドライ/ウエット性能に加えて低燃費性能やライフ性能にも配慮したハイパフォーマンスタイヤです。

 タイヤ骨格部分を重構造(ベルト補強材やベルト端補強材などを採用)とすることで、高剛性を保ち、高いドライ性能を実現しているのが特徴で、背の高いSUVでもシャープなハンドリングでスポーティに走行できます。

 アレンザ001は16インチから21インチまで、35シリーズから70シリーズまで全37サイズを用意します。タイヤ・ラベリングはサイズにより「A-a」「A-b」「B-a」「B-b」で、すべてメーカー希望小売価格が設定され、2万7720円から11万2530円(消費税込み、1本、以下同様)です。

 2021年2月に登場したのが「ALENZA LX100(アレンザLX100)」です。

ブリヂストン「アレンザLX100」ブリヂストン「アレンザLX100」

 アレンザLX100は、ブリヂストンのサイレントテクノロジーを採用し、従来品の「デューラーH/L 850」と比較して騒音エネルギーを22%低減させています。

 また通常、タイヤの摩耗度に比例して大きくなるノイズにも着目し、60%摩耗時でも従来品比で騒音エネルギーを9%低減させているのが特徴です。さらにSUVに特化したトレッド部チューニングやSUV専用構造を採用することで、従来品比摩耗ライフを5%向上させ、ふらつきや乗り心地といった操安性能にも配慮しているといいます。※詳しくはブリヂストンのHPを参照

 アレンザLX100は15インチから22インチまで、35シリーズから80シリーズまで全39サイズの展開です。タイヤ・ラベリングは全サイズ「A-C」で、低燃費タイヤとなっているのも特徴です。またアレンザ001同様すべてメーカー希望小売価格が設定され、2万350円から11万2530円となっています。

※ ※ ※

 プレミアムSUV専用タイヤブランドとして展開するアレンザですが、運動性能重視のアレンザ001と快適性重視のアレンザLX100という、2種類が用意されました。

 それぞれサイズバリエーションは異なりますが、面白いのは、同じサイズでアレンザ001とアレンザLX100が用意されるサイズもあるということです。
 
 たとえばトヨタ「ハリアー」やトヨタ「RAV4」用サイズの225/65R17、ボルボ「XC90」用サイズの235/55R19、BMW「X5」用サイズの265/50R19などがそれにあたります。

 つまり、ハリアーやRAV4、XC90、X5のオーナーは、自分の好みに合わせてアレンザブランドを選べるということです。

 運動性能重視のアレンザ001といいますが、もちろん快適性も損なっていませんし、逆に快適性重視のLX100も同様、運動性能をおろそかにしていません。バランスの良い純正装着タイヤに対し、より運動性能を求めるのか、より快適性を求めるのかというカタチで選択できるのが、アレンザといえます。

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