同じトヨタ車だけど何が違う? 「アクア/ヤリスクロス」にスポーティ仕様設定! 見た目だけじゃない「GRスポーツ」の魅力とは
くるまのニュース / 2023年4月5日 19時10分
ノーマルのトヨタ車とスポーティな仕様となる「GRスポーツ」ではどのような違いがあるのでしょうか。ユーザー目線で違いを見ていきます。
■ヤリスクロスとアクアに設定された「GRスポーツ」とは
トヨタは2022年8月に「ヤリスクロス」のGRスポーツ、そして2022年11月には「アクア」のGRスポーツを発売しました。
それぞれノーマルグレードとGRスポーツを乗り比べると、どのような違いがあるのでしょうか。
まずこのGRスポーツとは、グレードのひとつとして設定されるもので、GRヤリスやGRカローラなどの独立した車種よりももっと手軽にスポーティなクルマに乗れるということが大きなメリットです。
ノーマルグレードとGRスポーツの外装を比較してみると、大きく見た目が異なる事がわかります。
特にGRの「G」の文字がモチーフになったグロスブラックのグリルデザインは、正面から見た時にノーマルグレードからは得ることのできない風格を感じる事ができます。
さらにGRスポーツ専用のサスペンションを装着していることで車高が10mmほど下がり、グリルの形が台形になっていることでより低重心なデザインになりました。
またGRロゴのバッヂと専用ホイールから覗かせる赤いキャリパーからはさらに特別感を得る事ができ、オーナーになった際は駐車場に停まる愛車を見てモチベーションが高まること間違いなしでしょう。
外装だけでもオーナーをやる気にさせてくれるGRスポーツですが、内装を見てみるとさらに違いを感じる事ができます。
トヨタ「ヤリスクロス」のベース車(左)とGRスポーツ(右)
ベースグレードではファブリックや合皮を使った優しい印象を受けるシートでしたが、GRスポーツはスエード調の布と合皮の黒一色でまとめ上げられ、いかにもスポーツグレードであるということを実感。
そして黒いシートのヘッドレストに入っているGRのロゴがアクセントになっていてかなり目立ちます。
ベースグレードの明るい色の内装は開放感を感じられるメリットなどがありますが、GRスポーツのように黒基調の内装はフレームの役割を果たし、ドライビングにより集中できるかもしれません。
その他にGRスポーツ専用のGRロゴ入りステアリングやアルミ製フットペダル、本革シフトノブなどが装着されます。
外装や内装だけでもベースグレードと異なる点が多く、スポーティな見た目は他の車とはひと味違い、オーナーとしての満足度を高めてくれます。
見た目だけでもノーマルグレードと大きな違いがあるGRスポーツですが、やはり醍醐味は走り味です。
GRスポーツと聞くと、スポーティで日常では逆に使いづらいと懸念する人ももしかしたらいるかもしれませんが、実際にはどうなのでしょうか。
ノーマルグレードとGRスポーツの乗り比べをして筆者が一番驚いたことは、各モデルともノーマルグレードのレベルが非常に高いという事です。
それぞれノーマルグレードを先に試乗しましたが、ワインディングをしっかりと思うままに曲がってくれますし、乗り心地も不満はありませんでした。
そのためGRスポーツがどのような走りをみせてくれるのか、より一層期待が高まります。
■具体的にノーマルとGRスポーツでは何が違うのか?
続けてGRスポーツに乗り換えて第一に違いを感じた部分は、段差を乗り越えた時の振動です。
ノーマルグレードは全体的なモデルの揺れはやや多いですが、段差を乗り越えた瞬間は衝撃を柔らかく吸収するような印象を受けました。
一方GRスポーツは一瞬の衝撃感はやや大きく硬めではありますが、カーブを曲がる際の揺れが少なくビシッとしている印象です。
専用のサスペンションだけでなく、GRスポーツのみに取り付けられている剛性アップパーツや、アクアに関してはタイヤサイズが1インチアップしていることがその効果に要因していると考えられます。
しかし、もちろんその違いを明確に感じる事ができるものの、決して「やり過ぎていない」ということがGRスポーツの最大の特徴であると感じました。
乗り心地の違いについても普段使いの際に、むしろGRスポーツのほうが揺れも少なく疲れにくいと感じる人もいるかもしれません。
さらにサスペンションの違いなどによって揺れが抑えられていることに加えてスエード調のシートによって体が滑りにくくなっており、快適に運転に集中する事ができました。
トヨタ「アクア」のベース車(左)とGRスポーツ(右)
また、電動パワーステアリングの制御もノーマルグレードよりもスポーティなセッティングとなっており、アクアGRスポーツについては「POWER +」モードに切り替える事ができます。
POWER +のレスポンスについても決してやりすぎ感があるわけではなく、自然と気持ちよく、思うがままに曲がってくれるようなセッティングです。
ノーマルグレードでも非常にレベルが高いため乗り換えても違和感なく運転をする事ができましたが、その中でも確実に変化は感じる事のできる仕上がりになっていると感じました。
スポーティなグレードではありますが「やり過ぎていない」という点で、家族を乗せての日常使いはもちろんワインディングでドライブを楽しむこともこの1台で叶えてくれます。
家族を乗せての日常使いはもちろんワインディングでドライブを楽しむことが出来る1台
※ ※ ※
気になるノーマルグレードとの価格差ですがアクアGRスポーツで19万5000円、ヤリスクロスGRスポーツ(ハイブリッド車)で14万4000円差となっています。
スポーティな社外品のサスペンションを買おうとすると10万円ほどすることも珍しくはありませんので、筆者は個人的にこの価格差はかなりコストパフォーマンスが高いと思います。
スポーツカーの購入はハードルが高いと感じる人や家族を乗せて使いたい人、周りとは少し違うクルマに乗りたい人にぜひおすすめです。
また、スポーティな見た目、走り味ではありますが車格はコンパクトカーと変わりありませんので、運転に不安がある方や女性でも問題なく乗れる1台です。
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