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「えっ…当選した!?」 懸賞で「クルマ」が当たると…じつは大変? 思いがけない「税金」に苦しむことも! 万が一の際の「注意点」とは

くるまのニュース / 2023年7月14日 22時10分

テレビ番組や雑誌などの「懸賞」ではクルマが「景品」となっているものもあります。もしクルマが当選した場合には、なにか特別な手続きや費用、注意すべき点はあるのでしょうか。

■「応募規約」は見た?「税金」はどうなる?

 テレビ番組や雑誌などの「懸賞」では、クルマが「景品」となっているものを見かけることがあります。
 
 では、もしも懸賞でクルマが当選した場合には、なにか特別な手続きや費用が発生するのでしょうか。
 
 また、注意すべき点としてはどのようなことがあるのでしょうか。

 万が一クルマという高額商品が当選したとなれば、ついつい浮かれたり、逆に困惑してしまうかもしれません。

 しかしまずは落ち着いて、懸賞の「応募規約」を確認しましょう。クルマが景品になっている懸賞には、ほぼ必ず応募規約が設定されています。

 そしてこの応募規約に記載されている「条件」を自分が満たしていないのに応募し当選した場合には、当選自体が「取り消し」になってしまいます。

 また、当選後にルールの違反が発覚すると、当選の取り消しのみならず「罰則」を受けることさえあります。

 よく設定されている応募規約の例としては、「運転免許を保有していること」た「車庫証明を取得できること」そして「当選権利の譲渡をしない」などがあります。

 また、当選した車がすぐに転売されないよう、「一定期間売却をしない」といった条件が記載されているケースも珍しくありません。

 本来であれば、応募前に条件を満たしているのか確認しておき、当選後も「規約違反」とならないよう注意するなど、規約内容をしっかりと把握しておくことが大切です。

■クルマを受け取るにも「諸費用」が発生する!

 応募に関わる規約は理解できましたが、では手続きや費用についての注意点はあるのでしょうか。

「当選」といえば、パジェロ!パジェロ!「当選」といえば、パジェロ!パジェロ!

 まずクルマが当選した場合、通常であれば「車両本体価格」は0円になります。

 しかし、クルマを自分の所有物にするための手続きは別途必要なので、そのための「諸費用」が発生。

 主な諸費用として、車両登録で必要となる「自動車税」「環境性能割」「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査登録料」「車庫証明費用」「リサイクル料金」が挙げられますが、これは当選者の負担で支払わないといけません。

 そのほかにも、「検査登録手続代行費用」や「車庫証明手続代行費用」が発生するケースもあります。

 その諸費用の総額は、当選した車種にもよりますが合計で15万円から20万円ほど。

 いずれも「クルマを購入する際の一般的な手続きで発生する費用」と同じですが、これが軽い気持ちで応募して当選した場合には、予想外に手痛い出費となるでしょう。

 さらに大きな問題が、「高額商品」を所得したことによる税金です。

 懸賞で当たったクルマは「源泉所得」と「一時所得」の対象になるので、当選者の「所得税」や「住民税」にも影響を及ぼします。

 とくに「スーパーカー」や「高級車」のように非常に高額なクルマが当選した場合には、次年度の税金が思いがけない金額になり、支払いに苦しい思いをする可能性も。

 せっかくの当選ですが、実は「やった! クルマが当たった!」と軽々しく喜べない面もあるようです。

※ ※ ※

 テレビ番組や雑誌などの懸賞以外にも、自動車メーカーが新型モデルを発表した際のキャンペーンとして、抽選でそのモデルが当たるイベントを実施するときもありますが、その場合も発生する諸費用などは懸賞と変わりません。

 クルマが「本体価格0円」で手に入る点は魅力的ですが、当選してから様々な諸費用が発生し、後から「そんなお金は無い!」と焦らないよう、どのような費用と金額が必要になるのか事前に確認しておくと良いでしょう。

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