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「軽で車中泊」イケる!? 実は優れモノ! 小さいけど「寝られる」車中泊可能な軽自動車 3選

くるまのニュース / 2023年7月16日 17時10分

大きなキャンピングカーを用意しなくても、工夫次第で「車中泊」は軽自動車でも可能です。思った以上に広くて車中泊も可能な軽自動車 3選をお届けします。

■軽の車中泊も大人2名なら工夫次第で全然OK!

 街中でも扱いやすいサイズと経済性の高さで今圧倒的な人気を誇る「軽自動車」ですが、流行りの「車中泊」となるとさすがに躊躇してしまうかもしれません。
 
 ただ、工夫次第で車中泊対応も可能な軽自動車の車種は多数あります。今回はそんな車中泊も可能な軽3モデルを紹介します。

●ダイハツ「アトレー」

 ダイハツの軽ワンボックスバン「アトレー」は、2021年12月に17年ぶりのフルモデルチェンジを実施しました。

 最新設計思想「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採り入れ、新開発プラットフォームやCVTをFR軽商用車で初搭載するなど、全面的な刷新が図られています。

 なかでも注目したいのはパッケージングです。

 先代アトレーに比べボディ側面を立てるなどし、限られたスペースのなかで空間効率をさらに高め、荷室空間も大幅に拡大させました。

 後席を水平格納式としたことで、荷室の床面もフラットに保たれ、使い勝手も抜群です。

 後席をたたんだ状態(2名乗車時)の荷室長は最大1820mmで、大柄な人でもそのまま寝転がれるスペースを確保しました。

 そんな広大な空間を生かすため、ダイハツではアトレー純正アクセサリー「収納式デッキボードセット」を設定。

 フラットな「寝床」を確保したうえ、下段には荷物スペースも生まれるので、車中泊の際に面倒な荷物の移動をせずに済むという利点が得られます。

 なおデッキボードは、後席使用時には荷台に重ねて使用できるので、日常の用途でも活用できるのも嬉しいところ。

 平日の仕事や通勤、買い物といった用途から、週末のアウトドアレジャーまで、アトレーは多面的に活躍できそうな1台といえます。

●スズキ「ジムニー」

 世界的なSUVブームが巻き起こるよりもはるか前の1970年に初代が登場した、軽四輪駆動車のスズキ「ジムニー」。

 コンパクトなボディを生かし、日本の山林に多い細く険しい林道などの悪路でも活躍できる、唯一無二の存在といえます。

 現行型ジムニーは2018年7月に登場した4代目で、原点回帰といえるシンプルな直線基調のデザインが支持を集め、デビュー以来、5年が経過した今も長期の納車待ちをともなうほどの人気を集めています。

 軽乗用車としては特殊な縦置きエンジンレイアウトやラダーフレーム構造などを採用するため、他の軽乗用車に比べ室内は決して広くありませんが、シートアレンジ次第で、しっかり大人2名のミニマムな車中泊も楽しめます。

 こうしたニーズに応え、スズキではジムニーの純正アクササリーに「リラックスクッション」を設定しています。

 ウレタン製のクッション材でつくられた長さ210cm、幅54cm、厚さ2cmの折りたたみシートで、座席の上に敷き寝床を平らに補正してくれます。

 遮光用の「プライバシーシェード」も用意されているので、組み合わせることで、より快適な車中泊旅を楽しむことができるでしょう。

●ホンダ「N-VAN」

 今やホンダの国内販売を支える重要な屋台骨となった軽自動車「N」シリーズですが、そのなかで唯一の商用車が2018年登場の「N-VAN(エヌバン)」です。

 従来のワンボックスバンに変わるモデルとして、荷室の積載性を重視したパッケージングを採用しています。

 人気軽スーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」のプラットフォームを活用しながら、後席・助手席を床下収納できる独創的なレイアウトを開発し、助手席からテールゲートまで長くフラットな床面が確保されています。

 商用車ですが個人ユーザーの需要も重視しており、純正アクセサリーの多さも特徴で、中でも車中泊派にオススメしたいのが「マルチボード」です。
 
 これは荷室を上下二段に分割し、さらに使い勝手を向上させる優れもの。上段には寝床を、下段には荷物を積み分け、空間効率を高めてくれます。

 この純正マルチボードは、助手席用とラゲッジ用があります。

 運転席・助手席シートのアレンジとマルチボードを組み合わせることで、N-VANの車内が大人2名の就寝もできるフラットなベッド空間に早変わりします。

 軽乗用車譲りのエンジンレイアウトで、走行性能が高いのもN-VANの特徴です。

 ターボエンジン車も選択できるので、高速道路や山道を多用する長距離ドライブ派は検討する価値があるといえます。

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