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トヨタの次世代「ハイエース」はセミボンネット型を採用!? 全長5m超の「300系」現行モデルより何がイイ?

くるまのニュース / 2023年12月29日 10時10分

日本で人気のトヨタ「ハイエース」は200系と呼ばれるモデルですが、海外では300系の次世代のハイエースが販売されています。両車はどのような違いがあるのでしょうか。

■えっ! 海外では300系ハイエースが登場してる!?

 商用バンの王道モデルとして人気のトヨタ「ハイエース」は、現在200系と呼ばれるモデルが国内で販売されています。
 
 それに対して、フィリピンやタイ、オーストラリアなど、海外ではセミボンネット型の300系ハイエースを展開。国内仕様のハイエースよりも進化したモデルが投入されているのです。
 
 日本の200ハイエースと海外の300系ハイエースは、どのようなところが異なるのでしょうか。

 300系ハイエースの特徴のひとつは、セミボンネット型を採用し、エンジンがフロントボンネットに搭載されていることです。

「キャブオーバー型」の200系ハイエースは運転席下にエンジンが搭載されているため座面が高く乗り降りがしづらいのですが、その点300系ハイエースは乗り降りしやすく、車内空間が広く確保されています。

 また、セミボンネット型はボンネットが長いので、衝突安全性において有利というメリットもあります。

 そんな300系ハイエースは働くクルマとしての機能にとどまらず、送迎や観光、乗合バスなど、「乗客の輸送」を重視したマルチな使い方ができるモデルとなっています。

 日本では、この300系ハイエースをベースにした大型ワゴン「グランエース」がラインナップされているのですが、同車は荷物を運ぶのが目的ではなく、豪華な乗用車という立ち位置のモデルです。

 乗車定員は「3列シート6人乗り」または「4列シート8人乗り」が選択でき、広い車内空間を利用した余裕あるスペースで長距離移動も楽におこなえます。車内空間が広いので、後席へのアクセスが容易です。

 また、内装も豪華なつくりになっており、電動オットマン装備や快適温熱シート(運転席・助手席・エグゼクティブパワーシート)が装備されています。

 こういった装備は200系ハイエースには備わっておらず、グランエースは「ワンランク上の空間」が味わえるようになっているのです。

 一方、300系ハイエースやグランエースでデメリットとなるのが、車体が大きいということです。

 ボディサイズは全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmと全長は5m超という長さとなり、200系ハイエースの「スーパーGL(標準ボディ)」よりも全長で605mm、全幅で275mm広くなっており、狭い路地や駐車する際は不便さを感じるでしょう。

 また、車体が大きいということは重量増につながり、燃費も悪化するという弱点も存在します。

※ ※ ※

 2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」で、トヨタ車体が「グローバルハイエース BEVコンセプト」を公開しました。

 このモデルは300系ハイエースのコンセプトカーで、電気自動車(BEV)仕様です。

 外観は、最近のトヨタに多く採用されているハンマーヘッド型のヘッドライトが採用され、BEVということもあり先進的な外観に変更。内装も近未来感あるスタイルへとなっており、デジタルメーターやダイヤル式シフトといった先進的な装備を取り入れました。

 これに加えて、荷室のフロア部分が平面となっていることから、さまざまな荷物の積み下ろしが楽におこなえます。荷物を運ぶための専用カートも装備されました。

 グローバルハイエース BEVコンセプトは電気で走ることから、クリーンで静かな走行性能が期待でき、配送業など毎日決まった距離を走るような使い方であれば便利に使えるでしょう。

 一方で、キャンピングカーとしてハイエースを所有している人も多いのですが、BEVは充電が必要となるため、インフラが整っていないキャンプ場へ行くときなどは航続距離に不安があるかもしれません。

 グローバルハイエース BEVコンセプトはあくまでも参考出展車として登場したものです。未来のハイエースがどのようなモデルになるのか注目されます。

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