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日産に斬新すぎる「ギラ顔SUV」あった! ド迫力の「ワイドボディ」採用でカッコいい! トヨタ「ハリアー」に対抗したモデルとは

くるまのニュース / 2024年1月30日 8時10分

根強い人気を誇るトヨタのスタイリッシュな都会派SUV「ハリアー」。かつて日産にはこのキャラクターに対抗するSUVをラインナップしていました。復活する方法はないのでしょうか。

■「ハリアー」に対抗できるのは「ムラーノ」しかない!?

 トヨタのクロスオーバーSUV「ハリアー」が売れています。同クラスのトヨタ「RAV4」がタフな四駆イメージを強調したモデルなのに対し、ハリアーは都会的で洗練されたスタイリッシュさが特徴で、こうしたキャラがユーザーから好まれていることは、販売台数の差からも明らかです。
 
 このハリアーにはかつて直接のライバル車として日産「ムラーノ」が存在していました。なぜ消えてしまったのでしょう。復活は難しいのでしょうか。

 自販連(日本自動車販売協会連合会)調べによる2023年におけるハリアーの年間販売台数は7万5211台。対するRAV4は4万1018台でした。

 このようにハリアーの人気はダントツで、例えば、より価格の安いコンパクトSUVのホンダ「ヴェゼル」(5万9187台)やトヨタ「ライズ」(6万4995台)よりも多く売れているのです。

 対抗する日産はというと、同クラスの「エクストレイル」が年間2万7129台に留まっている状況。

 2023年は各自動車メーカーともに、ここ数年続く半導体不足などによる生産遅れの影響を受けており、年間販売台数がそのまま車種人気の実力とは言い切れません。

 しかしここでハリアー対抗馬のムラーノが今残っていれば、よりユーザーのニーズに応えることができるのに……と歯がゆいのは、なにも筆者(くるまのニュースライター 河馬兎)だけではないはずです。

 ムラーノの初代モデル(Z50型)が誕生したのは2002年のこと。

 当時、ラージセダン「ティアナ」にも使われていたFF-Lプラットフォームを使用した2列シート・5人乗りのクロスオーバーSUVで、北米専売車として開発されたクルマです。

 最大の魅力は、そのエクステリアデザイン。ムラーノの伸びやかな「モダンアートデザイン」は、当時増え始めていた日産SUVラインアップの中でもひと際高いクオリティを持ち、かつ斬新なものでした。

 この洗練されたデザインが好評を得たことで、初代ムラーノは北米市場で大ヒット。

 国内など世界各国からも販売熱望の声が上がり、2004年にはようやく日本でも販売されることとなりました。

 当初は北米専用モデルだったムラーノも、結果的には世界各国で販売されるグローバルモデルへと発展したのです。

 その後、2008年には2代目へとモデルチェンジ。しかしながら、当時ハリアーには追加されたハイブリッドモデルを設定できず燃費が悪かったことは、国内では大きなネックとなりました。

 さらにボディサイズもひと回り大きくなり、デザインも北米ユーザー好みの濃いめなディテールが与えられたことなどから、初代の洗練されたムードは薄れてしまいました。

 その後、国内の販売台数は徐々に伸び悩み、2015年には日本市場からは姿を消してしまったのです。

■国内では2代目で消滅したムラーノも海外では3代目が活躍中!

 国内では2世代限りで消滅したムラーノでしたが、ほぼ同時期に北米や中国では3代目ムラーノが登場し、現在も販売を続けています。

 3代目ムラーノは、厳ついフロントデザインや、最大20インチの大径タイヤホイールなど、北米や中国のユーザーが好みそうなド派手なデザイン。ボディサイズも全長4887mm、全幅1915mmという迫力あるサイズです。

めちゃカッコよかった! 精悍「都会派」SUV「ムラーノ」復活に期待大!めちゃカッコよかった! 精悍「都会派」SUV「ムラーノ」復活に期待大!

 3代目ムラーノは、LEDのデイライトを仕込んだブーメラン型ヘッドライトや、大きなVシェイプグリル、ボディ随所に配されたシルバーの加飾によって、フロントフェイスはさらに大迫力な雰囲気となりました。

 サイドビューも、後端までつながったように見える流麗なウィンドウグラフィックや、なだらかに傾斜するルーフラインなどのクーペ風のルックスがなかなかスタイリッシュです。

 その伸びやかな雰囲気も相まって、実にカッコいいクルマに仕上がっており、海外では「ニッサンのスタイリッシュなSUV」として、今なお好評を得ています。

 グローバルモデルに発展したことで、残念ながら日本市場には合致できなかったムラーノですが、海外ではいまも活躍していることを考えれば、名車といえるでしょう。

 日産としても、もともと日本に導入するつもりはなかったわけですから、日本市場で受け入れられなかったのは仕方のないことともいえます。

 ただ、似たような大柄なボディサイズのレクサス「RX」が安定して売れていることを考えれば、このムラーノも国内で生き残る道があったのかもしれません。

 ネックとなった燃費に関しても、現行型エクストレイルに搭載されている最新ハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載すれば弱点も解消できます。

 コンパクトSUVをも凌駕するハリアー人気の今、日産にはぜひともムラーノを日本に再上陸させてほしいと切に願います。

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