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箱根アクセスに革命!? 超短絡ルート「はこね金太郎ライン」のスゴさとは 「ガチで便利」の声も多数!? 開通からはや3年

くるまのニュース / 2024年8月29日 16時40分

神奈川県の南足柄市と箱根町をむすぶ新たな道路「はこね金太郎ライン」が開通して、はやくも3年が経過しています。短絡ルートとして、ネット上でも反響の声が集まっています。

■箱根アクセスの新ルート

 神奈川県の南足柄市と箱根町をむすぶ新たな道路「はこね金太郎ライン」が開通して、はやくも3年が経過しています。
 
 箱根へのアクセスが飛躍的に向上するショートカット路線として、ネット上でもさまざまな反響の声が集まっています。

 温泉やレジャーで人気の箱根エリアですが、首都圏から向かおうとすれば、どうしても小田原へ出て、国道1号で宮ノ下からのぼってくるしかありませんでした。国道1号は狭く混雑も激しいのが課題でした。

 北側には山北や大井松田ICが近いですが、急峻な山が立ちはだかっており、また国立公園に指定されているため、連絡ルートは皆無でした。そこへ誕生したのが、この「はこね金太郎ライン」だったのです。

 はこね金太郎ラインの延長は約10.9km。仙石原から矢倉沢をつなぎます。既存の林道を一部活用して最低限の自然改変で作られたため、カーブあり狭隘箇所ありで大型車が通行不能ですが、それでも大井松田方面への「短絡ルート」となったため、箱根アクセスが激変することとなりました。

 2006年に始まったこの壮大なプロジェクト。「近くて遠い」南足柄からのアプローチについて関係市町で協議を重ね、2013年に事業着手となりました。2019年開通を目指していたものの、現場での土砂崩れなどのトラブルもあり、オリンピック直前の2021年3月にようやく開通を果たすことができました。

 とにかく渋滞する国道1号を避けて、東名へ直結できるこのルート。最大40分近い時間短縮効果があるとして人気となり、2020年に開業したばかりの「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」も、3年間で約186万人の来場者があったと報じられています。

 途中の「金時見晴パーキング」は35台分の駐車スペースがあり、ここから隣接する金時山へ登山する人も。

 足柄峠と並ぶ山越えルートとして人気が高まっていることから、南足柄市は2022年にアウトドア用品メーカーの「モンベル」と地域連携事業をおこなう「モンベルフレンドエリア」の展開を開始しています。

 また仙石原の交通量が増加し、芦ノ湖方面へ分岐する「仙石原交差点」も混雑するようになりました。神奈川県では混雑緩和のため、右折レーンの追加を検討しているといいます。

 SNS上でも「従来だと箱根帰りは箱根新道か、御殿場まで下りて東名だったのが、ショートカットできてものすごく便利になる」「便利すぎでしょこれ」「これで箱根との行き来が圧倒的に便利に」「バイパス出来て便利になったのでツーリングの幅が広がってる」「この道路は箱根、特に仙石原方面へはガチで便利なショートカットのルート。所要時間が一気に短縮された」「足柄から箱根が想像以上に近かった」など、その短絡効果に喜びの声が上がっています。

 もちろん「ずっと対面通行なので疲れる」「路面は良いけど狭い」などの声もあるほどで、運転初心者が余裕で走れるという道ではないことは確か。転落の危険があるわけではありませんが、長い山道にあまり自信が無いドライバーは、ひきつづき国道1号経由を利用するのがいいかもしれません。

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