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えっ!? 運転中に「謎の青いイカ」が出現…どうすればいい!? 放置すれば「道路交通法違反」の危険も!? 知らないと「迷惑ドライバー」になる可能性も 対処法は?

くるまのニュース / 2024年12月28日 12時10分

クルマの運転席にあるメーターパネルには、さまざまなインジケーター(表示灯)があります。そのなかで、意外と知られていないのは、謎の「青いイカ」のようなランプです。何を意味しているのでしょうか。

■クルマの「謎のイカ」の意味とは

 ハンドルの奥には、クルマの速度メーターだけでなく、さまざまなインジケーター(表示灯)があります。
 
 そのなかで、意外と知られていないのは、謎の「青いイカ」のようなランプです。
 
 いったいどのような時に光って、何を意味しているのでしょうか。

 この「青いイカ」のような記号は、正式には「ハイビーム表示灯」といったランプです。

 日頃運転しない人やクルマに馴染みのない人にとっては、ハイビームという言葉も聴き慣れないかもしれません。これはヘッドライトの種類です。

 実は、クルマの前方を照らすヘッドライトには、「ロービーム」と「ハイビーム」の2種類があります。

 ロービームは「すれ違い用前照灯」と呼ばれ、前方40mが視認できるものと定められています。いっぽうハイビームは「走行用前照灯」とされていて、前方100m先までを照らすことができるものです。

 もともと、ハンドル横のスイッチでヘッドライトを点灯させると、デフォルトではロービームが点くようになっています。

 もっと遠くを照らしたい場合は、ハイビームへ切り替えるスイッチ(あるいは動作)を使用していました。

 しかし、ハイビームは遠くを照らすだけあって、向かいのクルマにとってはとてもまぶしく感じます。そのため、対向車が来ると、ハイビームからロービームへ切り替えなければなりません。しかし、こちら側からは自分のクルマがどっちのライトモードなのか、一瞬では判断しにくいです。

 そうした時に「あっ、今はハイビームを点けているな」などと気づくために、「青いイカ」ランプを確認すればいいわけです。ランプが点灯していれば、ハイビームが点いている状態です。

■ますます高まる「青いイカ」の役割

 いっぽう、近年のクルマは「オートハイビーム機能」を搭載するクルマが増えています。これには道路交通法第52条が関係しています。

クルマの「謎のイカ」の意味とはクルマの「謎のイカ」の意味とは

 実は、夜間走行では「ハイビームが前提」となっています。条文では「夜間、道路にあるときは(略)、前照灯(略)をつけなければならない」とあり、これはハイビームです。

 そして同時に「他の車両等と行き違う場合または直後を進行する場合において、交通を妨げるおそれがあるときは、灯火の光度を減ずるなど操作しなければならない」とあります。これはロービームへの切り替えです。

 こうした「普段の夜間はハイビーム、前や対向にクルマがいたらロービーム」というのを徹底するために、クルマ本体に、自動で切り替えをしてくれる機能がつくようになったのです。

 ただ、これがいざという時にきちんと機能するかというと、やはり意図しない挙動も見られます。「前から来ているのに、ロービームになってくれない!」といった状況で、手動で切り替えることもあるかもしれません。

 自動で勝手についたり消えたりするので、いよいよ「今このクルマがハイビームなのかロービーム」なのか、自分ではパッと把握できません。

 そのため、オートハイビーム機能が普及している今だからこそ、「青いイカ」ランプのありがたみは高まっているというわけです。

 なお、オートハイビーム機能をキャンセルして、手動切り替えモードにすることもできます。操作方法は説明書を読みましょう。

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