スズキ「次期型マイティボーイ!?」 4人乗れる「軽トラック」は趣味にもサイコー! 天井が開く「キャンバストップ」も採用した斬新コンセプト「マイティデッキ」に反響あり!
くるまのニュース / 2024年12月26日 7時50分
スズキは2015年の「第44回東京モーターショー」に、「マイティデッキ」というコンセプトカーを出展しました。このクルマについて一体どんな評判が寄せられたのでしょうか。
■スズキの4人乗れる「軽トラック」に反響あり!
スズキは、「モーターショー」や「オートサロン」など様々な自動車イベントで、挑戦的なコンセプトカーを意欲的に発表している自動車メーカーです。
市販車同様に、小型かつ個性的なコンセプトカーが多く製作されており、2015年の「第44回東京モーターショー」でお披露目された「マイティデッキ」も多くの注目を集めた人気モデルでした。
一体どのようなクルマで、どんな評判が寄せられたのかを紹介します。
マイティデッキは、スズキが開発した軽自動車タイプのコンセプトカー。
「都会と自然」という、相反する2つのシーンを自由に行き交う意味を込めた、「アーバンアウトドア」をコンセプトとし、シーンを問わずに遊んで楽しめるクルマということで、遊び心のある仕組みが盛り込まれていました。
具体的には、全体的に丸みを帯びたボディに、三角形のヘッドライトを装備。
屋根には頭上が大きく開く「キャンバストップ」を装着し、走行時には開放感を、アウトドアシーンでは大自然の風景を楽しめる構造となっています。
車体の後部は自動で昇降するウッド調のオープンデッキになっており、アウトドア用の荷物を載せることができるほか、デッキ部分を上げるとクローズタイプのラゲッジスペースが登場する仕組みでした。
本来は2シーターで2人乗り用のクルマでありながら、ラゲッジスペースに座席をセットすれば「2+2シーター」となり、4人乗り用のクルマとして活用できる点も遊び心の表現されたポイントです。
パワートレインには、660cc直列3気筒ターボエンジンを搭載。「S-エネチャージ」を使ったマイルドハイブリッドシステムも搭載されており、走りの良さと燃費の良さを両立していました。
展示されたボディカラーはイエローとブラックを組み合わせたツートンカラーで、活発なイメージから今後に展開に期待が高まりましたが、出展から約9年が経過した現在も市販化はされていません。
※ ※ ※
このような特徴を持つマイティデッキに対し、当時から現在まで、様々な反響が出ています。
まず見られるのが、「かつてのマイティボーイを彷彿させますね!」「昔のマイティボーイをオシャレにした感じか」「シートや荷台のアレンジも豊富でユーティリティも高そう」「新型マイティボーイとして名乗ってもいいレベル」という声。
「マイティボーイ」とは、1983年に発売されたスズキの2シーターピックアップトラックで、後部の屋根を切り取ることで、車体後部をオープンデッキにしていたクルマです。
コンセプトや車名がよく似ていることから、当時を知るユーザーはマイティデッキを見た瞬間にピンと来たようで、40年以上前のクルマであるマイティボーイを忘れていないユーザーも複数見られたのが印象的です。
次に見られるのが、「これ今からでも発売してほしい」「市販されたら買うのでスズキは頑張って!」「市販したらかなり面白そうなクルマ」「ずっと出るの待ってるんですけど!?」「スズキさんマイティデッキ作ってくださいよ~」という声。
市販化を望む声が多々あり、ユーザーによっては出展された当時から長年待ち続けている様子がうかがえました。
そのほか見られるのが、「ハスラーのピックアップ仕様としてマイティデッキ出せないかな?」「車高上げたオフロード仕様にして野山を駈けてみたい」「ヤンチャで可愛いけどちゃんと4人乗れる」「自転車載せて出かけるのに良さそう!」という声。
具体的な使い道まで考えているユーザーの声も多く存在し、楽しみ方はそれぞれながらも、やはり市販化に期待するユーザーが多いことは間違いありませんでした。
このように、スズキが盛り込んだ遊び心は多くのユーザーに受け入れられていることから、コンセプトカーのみで終わってしまうのはややもったいなさが感じられる1台です。
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