新車の「メーカーオプション」「ディーラーオプション」何が違う? 同じ“ナビ”でも「メーカーorディーラー」種類がある? 正しい選び方とは
くるまのニュース / 2025年1月25日 21時10分
新車を購入する際に選択できる「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」。同じ“オプション”ですが、いったいなにが異なるのでしょうか。
■「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の違いとは
新車を買う時には、車両本体価格のほかに税金や諸費用、さらに「オプション」のアイテムを選ぶことができます。
その“オプション”には、メーカーオプションとディーラーオプションという2つの種類があります。どのような違いがあるのでしょうか。
新車を購入する際、自分好みの装備・アクセサリーなどを追加で装着できるのがオプションです。
今どき必須なカーナビやラジオなどのオーディオがオプションの車種もあり、新車価格から想定していたおおよその予算からさらに数十万高くなってしまったというケースもしばしばみられます。
このオプションには大きく分けると「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類があります。
メーカーオプションは、車両を生産する際に工場で取り付けるため、注文時にオーダーしておかないと装着出来ません。
単品で装備できる場合のほかに、他の装備とセットでのみ装備できる場合があります。
例えばサンルーフを選択すると、高音質なスピーカーシステムや地デジTVチューナー、スマートフォン非接触充電機能が丸々セットとなるようなケースです。
いずれも欲しい装備であれば良いのですが、不要なアイテムが含まれていると意外と割高に感じることもあるので注意が必要です。
対するディーラーオプションは、別名「販売店オプション」とも呼ばれ、納車後でも装着が可能な装備・アクセサリーを指します。
ただし、すでにメーカーオプションを頼んでいる場合は重複して装着ができなかったり、反対にメーカーオプションを装着している場合のみ装着可能なアイテムもあります。
車両注文の時点で、将来的にどのような装備が必要かということを想定しておく必要があるでしょう。
例えば、アウトドアレジャーの荷物などを積むルーフキャリアを載せたい場合、メーカーオプションで「ルーフレール」を装着しておかないと、純正ディーラーオプションであるルーフレール用の「キャリアアタッチメント」が装着できない場合があります。
後から市販品のルーフキャリア(ルーフオンタイプ)を装着できる場合もありますが、積載重量の違いがあることもしばしばです。
車種にもよりますが、例えばルーフレールに積載する場合は75kgまで積載可能でも、ルーフオンで装着する場合は30kgまでしか積載できないなど、かなりの差異があるケースもみられます。
メーカーオプションとディーラーオプションを購入時に同時注文することで、割引や無料サービスしてくれる場合もあります。
新車の見積もりを取得する際には、必要なアイテムをあらかじめリストアップしてから交渉すると良いでしょう。
■オプションなのに「装備レス」とはどういうこと!?
メーカーオプションには、標準装備を外す「レスオプション」と呼ばれるものもあります。
例えば、スマートフォンと接続して使用する「ディスプレイオーディオ」が標準装備のクルマで、「オーディオレス」を選択すれば、前に乗っていたクルマで使っていたカーナビを流用して装着することができます。
予算や好みに応じて選べるよう、カーナビやオーディオがすべてオプション設定とされているクルマもあります[画像はイメージです]
逆にオーディオレスが標準で、好みに応じてオーディオやナビ、ディスプレイオーディオなどを選ぶことができる車種もあります。
納車後にカー用品店やオーディオショップで好みのオーディオなどを装備したいこだわりのユーザーや、1円でもお得に購入したいユーザーにとってはありがたい設定といえます。
ただしその場合、注意しないといけない点があります。
オーディオレスの場合、バックカメラやスピーカーもいっさい装備されていない車種もあるのです。
前述の通り、前に乗っていたクルマで使っていたカーナビを流用する場合には、さらに追加で色々と費用がかかることになります。
ただし、あらかじめバックカメラとスピーカーのみ工場で装着するメーカーオプションが設定できる車種もあります。
お得なセットオプション(「ナビレディパッケージ」といった名称がついている)となっており、トータルで安上がりになる場合もあるので、装着費用の見積もりを比較しながら選ぶと良いでしょう。
■定番の「フロアマット」も近年は市販品が充実している!
以前は新車を購入すると、販売店で「愛車セット」と呼ばれるパッケージオプションが定番アイテムとなっていました。
営業スタッフにオススメされるまま、フロアマットやナンバーフレーム、サイドバイザーをまとめて装着したという人も多いでしょう。
フロアマットはカーペットタイプのほか写真のように積雪地やアウトドアなどでのタフな用途に適した「オールシーズン型」も用意されています[画像はイメージです]
しかし近年は、そうした定番商品の市販品(社外品)が充実してきました。
ウェブの通販サイトも増えており、安上りなうえ好みに応じた選択もできることから、利用者が増えています。
たとえばフロアマットの場合、車種別に細かく設定されていて、フィット感も純正のディーラーオプションと大差ありません。
さらにデザインやカラー、仕様など多数のバリエーションや、値ごろ感のある製品などが数多く用意されています。
ただしなかには低品質なものも見受けられることから、あらかじめ通販サイトのレビューを確認するなど、それなりの知識や比較検討も必要となるでしょう。
またフロアマットのように誰でも簡単に装着できるものなら、社外品でもハードルは低めですが、カーナビなど工具を用いた細かな作業が求められるアイテムの場合は、さらに注意が必要です。
車内のパネルを外すなどの慣れない工程が求められ、手間と時間がかかるほか、仕上がりも自己責任となります。
DIYに自信がないなら、多少費用がかかっても販売店やカー用品店などで工賃を払ってお願いしたほうが間違いありません。
特にディーラーオプションに指定されているアイテムは、確実な適合性、保証、高い品質面に加えて、難燃性が確保されているなどの安心感もあります。
購入時には、トータルの費用を比較してみると良いでしょう。
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