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マツダが「コスモスポーツ」を復活!? 伝統の“ロータリーエンジン”を搭載した「コスモ21」が凄かった! 超レトロ顔の「2シータークーペ」は驚きの“ロードスター”ベースで開発!?

くるまのニュース / 2025年1月15日 10時10分

ロータリーエンジンを搭載した世界初のマツダの市販車「コスモスポーツ」。同車は1972年に生産を終了していますが、マツダスピードはコスモスポーツの復活をテーマとする「コスモ21」というモデルを開発していました。

■マツダが復活させた「コスモスポーツ」とは!

 マツダが初めてロータリーエンジンを搭載した市販車が、1967年に発売した初代「コスモスポーツ」です。
 
 同車は1972年まで生産され、1975年にモデルチェンジを実施。
 
 1990年にはブランド名を「ユーノス」へと変更した4代目が誕生しましたが、それも1996年に生産が終了しました。

 しかし、かつてマツダ系列のモータースポーツ会社だった「マツダスピード」は、2002年に開催された「東京オートサロン」において、“もし初代コスモスポーツが現代に復活したらどんなクルマになるのか”をテーマに開発したコンセプトカー「コスモ21」を出展。

 このコスモ21は2代目ロードスター(NB)型の車体を流用しつつ、当時開発したばかりの新しいロータリーエンジンを搭載するなど、相当に力のこもったモデルとなっていたため、ファンからは市販化を望む声が多く寄せられました。

 具体的には、コスモ21はコスモスポーツのデザインにおける最大の特徴でもある「リアバンパーに挟まれたテールランプ」や「ボディ同色の樹脂製一体型バンパー」、そして「フロントフェンダーからリアエンドに向かうボディボトムライン」を見事に再現。

 さらに「前輪上部後方のエアインテークフィン」まで現代風にアレンジしつつ蘇らせているのは、メーカー直系ならではのクオリティと言えます。

 もちろんフロントマスクも近代的なテイストとしながら、コスモスポーツ同様の「丸目2灯ヘッドライト」を採用。

 オリジナルのクロームメッキが省略された代わりに、左ヘッドライト脇には「Cosmo21」という筆記体のエンブレムがあしらわれ、初代コスモスポーツへの敬意が表されています。

 また、初代コスモスポーツはクローズドボディを採用したクーペ型でしたが、コスモ21ではロードスターのオープンボディを活かしたハードトップ風の形状とし、オリジナルの雰囲気に可能な限り近いスタイルです。

 内装には最もロードスターのインテリア形状が色濃く残っているものの、シートにコスモスポーツと同じ千鳥格子模様を採用。

 気になるパワーユニットは、先述のようにロータリーエンジンが搭載され、当時デビュー直前だった「RX-8」用に開発された2ローターエンジン「RENESIS」が流用されていました。

※ ※ ※

 このコスモ21は、当時マツダスピードが真剣に市販化を検討していたと言われており、台数限定で300万円台の車両価格で発売されるまで噂が広まりましたが、残念ながら実現することはありませんでした。

 その後、環境性能基準の厳格化によって、ロータリーエンジンを搭載したRX-8も生産が終了。

 新車販売されるロータリー車は一旦消滅しましたが、2023年1月にマツダはコンパクトSUVとして「MX-30 ロータリーEV」を発売します。

 同車のロータリーエンジンはあくまでも「発電用エンジン」という扱いですが、マツダが今後もロータリーエンジンの灯を絶やさないことへの覚悟と、今後の展開を期待させるモデルとして、ファンから熱い注目を集めています。

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