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トヨタ斬新「“FR”スポーティセダン」がスゴイ! 300馬力超え「V6」&専用パーツ多数採用! “軽量化”も図られ走行性能アップの希少な「マークX 350S G’s カーボンルーフ」とは?

くるまのニュース / 2025年1月24日 17時10分

トヨタがかつて展開していたスポーティセダン「マークX」には、走行性能を高めた100台限定の特別なモデルが存在していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■専用装備×軽量化で武装されたマークXとは?

 トヨタ「マークX」は、ロングセラーセダン「マークII」の後継として2004年に登場し、2020年まで販売された4ドアセダンです。
 
 セダンらしからぬスポーティな乗り味が魅力でしたが、より走行性能を高めた特別仕様車も数々登場しました。
 
 そのなかに、100台限定の貴重なモデルが存在していたのですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。

 もともとマークXには「G’s(G SPORTS)」という走行性能を高めたパフォーマンスモデルがありました。

 これはトヨタのレーシングブランド「GAZOO Racing」のドライバーがトータルチューニングを施したシリーズです。

 そのG’sシリーズではマークXの「250G S Package」「350S」とベースが異なる2バージョンが展開され、いずれも専用エアロパーツの追加やボディ剛性のアップ、専用サスペンション、ブレーキキャリパーの採用など、大幅な性能アップが施されています。

 特にサスペンションはコイルスプリング、ショックアブソーバー、ブッシュに専用チューニングを施したものでした。

 他にも、19インチ鍛造の専用アルミホイールや高性能タイヤも採用し、意のままに操れるハンドリング性能を実現。

 これだけの大幅なチューニングが施されているにも関わらず、架装工程をインライン化することで値段を抑えることにも成功し、「手軽に高性能なマークXが乗れる」として注目を集めました。

 なかでも100台限定で展開された特別なマークXが、2013年6月に発売された「G’s CARBON ROOF Ver.」です。

 同車は先述のG’sをベースに、カーボンルーフを採用した貴重なモデルです。

 また、ルーフモールもブラック塗装を施した専用のものが装備されています。

 これによりベースモデルよりも10kgの軽量化を実現。

 なお、ルーフ以外の内外装、最高出力203馬力・最大トルク243Nmの2.5リッター及び318馬力・380Nmの3.5リッターV型6気筒エンジンや6速AT、FRの駆動方式など、G’sと同様の装備となっています。

 このG’s CARBON ROOF Ver.も、G’sと同様に250G S Packageと350Sの2バージョンが発売され、当時の販売価格(消費税込)は「250G S Package・G’s CARBON ROOF Ver」が384万円で、「350S・G’s CARBON ROOF Ver」が445万円。

 ベースモデルと比べると25万円アップしていますが、カーボンルーフ装着の100台限定モデルと考えると、お買い得だったかもしれません。

 100台限定という貴重なモデルということもあり、中古市場に出ることは珍しくほとんど見かけないことからも、ほかとは違う一風変わった“マークX”に乗りたいユーザーには刺さる1台かもしれません。

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