新車250万円! ホンダ「“イチバン安い”フリード」がスゴい! でもトヨタ「シエンタ」最安モデルより「40万円以上」高い!? ちょっと値段アップも「狙い目」な理由とは
くるまのニュース / 2025年2月5日 15時30分
2024年6月にデビューしたホンダの主力コンパクトミニバン「フリード」。ターゲットのファミリー層を中心に、人気モデルとなっていますが、もっとも安いベースグレードでも満足できるのでしょうか。
■「最廉価」でも満足度高い! ベーシックな「フリード」の魅力とは
第45回「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」にも選出されるなど、評価の高いホンダの最新コンパクトミニバン「フリード」。
もっとも安いグレードは、約250万円(価格は消費税込み、以下同)から設定されていますが、上位グレードと比べてどのような点が異なるのでしょうか。
フリード最安グレードは「買い」!?[写真は「フリード AIR e:HEV」]
1.5リッターガソリン車のほか、e:HEV(ハイブリッド)車がラインアップされているフリード。
ガソリン車の車両価格は、250万8000円から308万7700円。e:HEV車は285万7800円から343万7500円です。
このなかで、最安グレードは「AIR」(3列・6人乗りのガソリン・2WD)というグレードで、車両本体価格は250万8000円です。
最廉価グレードということで、269万円の上位グレード「AIR EX」(同上)と、どう違うのかは気になるところ。
真っ先に気になる安全装備・先進運転支援機能に関しては、ベースグレードのAIRにも「ホンダセンシング」が標準搭載となります。
渋滞時追従機能付の「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」や「車線維持支援システム(LKAS)」、衝突軽減ブレーキ、誤発信抑制機能、オートハイビーム、パーキングセンサーシステムなど、事故を未然に予防する機能や、快適な移動をもたらす運転支援機能が満載されています。
ただし、走行中の左右後方を走行する車両を検知しウインカー内にアラートを出す「ブラインドスポットインフォメーション」は未装着です。
外観上は、AIR EXが15インチアルミホイールになるのに対し、AIRは15インチスチールホイール+フルホイールキャップという違いのみ。
視界に貢献し、かつ見栄えも良くするデイタイムランニングライト付きのフルLEDヘッドライトや、窓ガラスの「360度スーパーUV・IRカット(遮熱)パッケージ」はAIRでも標準装備なのはうれしいところです。
インテリアでは、両側パワースライドドア、フルオートエアコン、マルチインフォメーションディスプレイなどは標準搭載されます。
ただ運転席&助手席シートヒーター、運転席&助手席シートバックの上部にあるUSBチャージャー、リアクーラーは非装着です。
加飾の面では、エアコンアウトレットなどのシルバー加飾はなく、ステアリングホイールやセレクトレバーも本革巻きではなくウレタン製と割り切られ、運転席&助手席シートバックのシートバックアッパーポケットも非装着ですが、どうしてもないとダメな装備という訳ではありません。
このほか、ドアロックに連動してミラーを自動で畳むオートリトラミラーが非搭載なほか、親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス+フロントコーナー撥水ガラス+熱線入りフロントウィンドウなどのコンフォートビューパッケージも未設定です。
■ライバル「シエンタ」には約200万円のモデルもあるが……
一方、最大のライバルであるトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」の最廉価グレード「X」は、203万5200円(7人乗り・ガソリン車・2WD)と、フリード AIRに対し50万近く差があります。
ただ、基本的な先進運転支援機能こそ上位グレードと変わらず標準装備であるものの、シエンタ Xで選べるボディカラーの種類は4色のみで、グリルモールはブラック塗装となり、ターンランプとクリアランスランプはバルブ式に変更されます。
運転席アームレストやディスプレイオーディオは非装着でパワースライドドアは助手席側のみ、マニュアルエアコン&ダイヤル式コントロールになるなど、装備も割り切られています。
その点フリード AIRでは、シエンタと同様に安全装備は全グレードに標準装備したうえで、外観の変化は最低限になるよう抑えられており、需要の高いであろう一部の贅沢装備はきちんと残されています。
削られたアイテムの中でいえば、運転席&助手席シートヒーター、リアクーラー、オートリトラミラーあたりの有無が人によっては気になるところでしょうか。
車両価格を抑えたうえで、所有する満足感は薄まらないようにしっかりと考え抜かれているグレードといえそうです。
※ ※ ※
そんななかホンダから、2025年2月6日よりe:HEV車のみ、新たな外装塗料を採用する一部改良を実施するとともに、価格改定を実施するとの発表がありました。e:HEV車各グレードで16万5000円高となります。
材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴う変更だといいますが、ガソリン車に関しては価格・機能ともに変更がない点はひと安心といえそうです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
約204万円! 7人乗れる国産「“最安”ミニバン」どんなクルマ? トヨタの“超”お買い得ミニバン「シエンタ X」とは
くるまのニュース / 2025年2月1日 14時10分
-
ホンダ「新フィット」がスゴイ! 超“豪華”内装の「小さな高級車」! 200万円台で買える「LUXE」とは
くるまのニュース / 2025年1月23日 10時10分
-
ホンダが「“新”フリード」発表! ツヤ感アップの「新たな塗装」採用&装備見直し実施! 価格は「材料費高騰」で16.5万円アップに… 一部改良モデルが2月に発売
くるまのニュース / 2025年1月20日 14時30分
-
価格は50万円差! 全長4.3m前後&最大7人乗りの「小さなミニバン」何が違う? トヨタ・シエンタとホンダフリード、似て非なる個性とは
くるまのニュース / 2025年1月12日 11時10分
-
ホンダ新型「フリード」なぜ“普通のシフトレバー”採用された? ハイブリッド車に備わる最新「ボタン式シフト」非搭載となった理由とは?
くるまのニュース / 2025年1月7日 15時10分
ランキング
-
1今年も大量廃棄「ご利益なんてない」売れ残った恵方巻きに疑問噴出、米不足も批判に拍車
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 8時0分
-
2「五十肩」を最もスムーズに改善する方法…じっと安静はダメ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
3「那智の滝」で滝つぼ凍る 和歌山の世界遺産、白く雪化粧
共同通信 / 2025年2月5日 10時26分
-
4「あれ?今日、オレだけ?」内定式で知った衝撃の事実 採用難が生む異常事態
まいどなニュース / 2025年2月5日 7時20分
-
5「23歳と29歳の時、突然クビに」2社を不当解雇で訴えた男性。総額4700万円の和解金を勝ち取れたワケ
日刊SPA! / 2025年2月5日 8時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)