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古墳時代初「赤いさやの大刀」 島根・出雲の国史跡、下賜品か

共同通信 / 2024年3月26日 19時29分

さやに赤い顔料が塗られていたことが確認された「金銀装捩環頭大刀」の復元品(出雲弥生の森博物館提供)

 島根県出雲市の国史跡上塩冶築山古墳(6世紀末、円墳)で出土した「金銀装捩環頭大刀」(国重要文化財)は、さやに赤い顔料(水銀朱)が塗られていたことが分かり、市が26日に発表した。市によると、古墳時代で「赤いさやの大刀」が確認されたのは全国初。弥生時代では柚比本村遺跡(佐賀県)から赤いさやの銅剣が出土している。

 大刀は推定全長123センチ。さやには布が巻かれ、その上に水銀朱が塗られていた。当時、水銀朱は高価で、赤は特別な色とされていたため、大和の王族や豪族から最高級品として下賜されたとみられる。さやは保存状態が良く、赤い顔料が見えていたため、蛍光エックス線分析などをして分かった。

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