ファーウェイ、利益2.4倍 23年、スマホと車で増収

　【北京共同】中国通信機器大手の華為技術（ファーウェイ）が29日発表した2023年12月期決算は、純利益が前期比で約2.4倍の869億元（約1兆8千億円）だった。売上高は9.6％増の7041億元で、米国の制裁を受ける中で復活を目指すスマートフォン事業や、自動車関連などが増収に貢献した。

　米国の制裁で半導体の入手が制限され、第5世代（5G）移動通信システムに対応したスマホが製造できずに打撃を受けてきた。ただ、昨年8月に中国製の半導体を搭載し、5G同等の通信性能とされる製品を発売。スマホなどの事業の売上高は17.3％増となり、プラスに転じた。