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原発攻撃でウクライナ非難 ロ、IAEAに対応要求

共同通信 / 2024年4月9日 7時26分

ウクライナ南部のザポロジエ原発=2023年6月(ロイター=共同)

 ロシア外務省は8日の声明で、ウクライナ南部でロシアが占拠している欧州最大のザポロジエ原発への無人機攻撃について「ウクライナは核テロの道を歩み始めた」と非難した。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長に「明確な対応」を要求。ウクライナを名指しで批判するよう迫ったとみられる。

 タス通信によるとロシアのネベンジャ国連大使は、近く安全保障理事会で原発攻撃の問題を取り上げると述べた。

 ロシア国営原子力企業ロスアトムなどによると、7日と8日に原発敷地内に複数の無人機攻撃があり、6号機の屋根に衝突したり、迎撃された残骸が屋根に落下したりした。施設に重大な破損はなく放射性物質のレベルも正常だとしている。7日の攻撃では職員3人が負傷したという。

 ウクライナメディアによると、同国国防省情報総局のユソフ報道官は8日「ロシアはまたウクライナに罪を着せようとしている」と関与を否定した。

 グロッシ氏は7日の声明で「原発の安全を脅かす深刻な事態」とし周辺での軍事行動の即時停止を促したが、どちらの攻撃かは指摘しなかった。

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