プラ再利用、品質落とさず 化学大手が事業拡大
共同通信 / 2024年5月3日 16時6分
大手化学メーカー各社が、使用済み資源の品質を落とさずに再利用する「ケミカルリサイクル」事業の拡大を進めている。飲食店などから処分されるアクリル板をキーホルダーに再生したり、アイドルやキャラクターといった「推し活」グッズの不要品を回収したりと、消費者に身近な取り組みも広がってきた。
3月下旬、東京の神田明神に、アクリルグッズの回収箱が1日限定で置かれた。アニメキャラクターのグッズを入れた女性は「これまでは捨てていたがリサイクルできると気付けた」と語った。
主催した三菱ケミカルグループは2021年、アクリル樹脂をケミカルリサイクルする実証設備を大阪市に設けた。回収品を粉砕し、マイクロ波で熱分解するなどして原料に戻す。石油由来の樹脂を焼却する場合と比べ、製造から処分までの過程で出るCO2の量が50%程度減る見込みという。
使用済みアクリル板の再利用を目指すのは住友化学だ。創業地の愛媛県新居浜市と連携。市内で不要になった板を再生処理してキーホルダーなどを作り、小学校などに寄贈する活動を展開する。
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