韓国のホテル火災、7人死亡 12人負傷、ソウル近郊

ソウル近郊で起きたホテル火災での消火作業＝22日、京畿道富川市（AP＝共同）

　【ソウル共同】ソウル近郊の京畿道富川市にある9階建てホテルの8階客室で22日午後7時40分（日本時間同）ごろ、火災が発生し、7人が死亡、12人が負傷した。韓国メディアが報じた。死者には消防が地上に設置した避難用エアマットに飛び降りた2人も含まれており、当局は火災の原因に加え、エアマットが適切に設置されていたかどうかも調べる。

　報道によると、死者の多くは出火元に近い8階や9階の宿泊客だったといい、煙が建物に充満して被害が広がったとみられる。火は約2時間50分後に消し止められた。

　ホテルは64部屋あり、27人が泊まっていた。在韓国日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。