「交渉決裂」とロシア系ハッカー KADOKAWA障害、再攻撃も
共同通信 / 2024年8月27日 5時18分
出版大手KADOKAWAが大規模なサイバー攻撃により、システム障害や個人情報漏えいの被害を受けた問題で、犯行声明を出したロシア系ハッカー犯罪集団が27日までに共同通信の取材に応じ、「交渉は決裂した」と主張した。「KADOKAWAに800万ドル(約11億円)を要求したが、支払いに応じなかった」とコメントした。
KADOKAWAの情報システムに対し、現在も侵入経路を確保しているとほのめかした。「復旧した後も、同じ問題に繰り返し直面するだろう」と再攻撃を予告した。
セキュリティー企業、トレンドマイクロの岡本勝之氏は「虚言かもしれないが、最悪の事態に備えてシステムの再点検が必要だ」と指摘。KADOKAWAは「警察捜査中の事案で、コメントできない」としている。
ブラックスーツは2023年に活動を開始。身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」を使ってデータを盗み、システムを暗号化して使用できなくするハッカー犯罪集団だ。岡本氏は「計画から侵入までメンバーだけで実行し、金を払うまで執念深く攻撃を続ける」と分析している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国政府系ハッカー「ソルト・タイフーン」とは?...アメリカ政府も「打つ手がない」
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月14日 14時12分
-
JALの自動チェックイン機が停止 銀行システム障害との“奇妙な関係”
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月10日 6時10分
-
中国系ハッカー集団、チャーターなどの米通信会社も標的に=WSJ
ロイター / 2025年1月6日 7時57分
-
会社がランサムウェア攻撃を受けたらどう対応する? 「事業継続」に関わる重大リスクに、専門家2人が提言
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月25日 17時43分
-
米当局、政治家らに「暗号化通信」利用勧告 中国系ハッカー対策で
ロイター / 2024年12月19日 10時46分
ランキング
-
1大統領拘束に「重大な関心」 日本政府、韓国と緊密に意思疎通
共同通信 / 2025年1月15日 12時7分
-
2小学校花壇にシカの頭部か、岐阜 埋められた可能性、腐敗なし
共同通信 / 2025年1月15日 12時4分
-
3「都議会自民党」会計担当を週内にも立件へ、パーティー収入3000万円不記載か…東京地検特捜部
読売新聞 / 2025年1月15日 5時0分
-
4「国はずるい」宮城の村井知事が憤り 旧優生保護法補償法で被害者対応を自治体に丸投げ
産経ニュース / 2025年1月15日 14時42分
-
5〈舌と食道まで…〉「お嬢さんの作品をご覧ください」田村瑠奈被告の父親裁判で明かされた戦慄の“切除現場”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン / 2025年1月15日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください