米駐日大使がリニア試乗、山梨 「導入すれば日米協力に」

リニア中央新幹線の試験車に乗り込む米国のエマニュエル駐日大使（手前）＝5日午前、山梨県都留市

　米国のエマニュエル駐日大使が5日、山梨県都留市の山梨リニア実験センターで、リニア中央新幹線の試験車に試乗した。米国での導入を目指すJR東海が売り込みの一環で招待。試乗後「運転もスムーズで素晴らしい体験だった。導入が決まれば新たな日米協力の一例になる」と語った。

　鉄道ファンでも知られる大使は、JR東海の金子慎会長と共に、社員から建設技術や車体の仕組みの説明を受け、「L0系改良型試験車」の先頭車を見学。その後車両に乗り、金子会長と意見交換した。

　JR東海によると、米国では首都ワシントン―ニューヨーク間にリニアを導入し、約360キロを1時間で結ぶ計画が検討されている。