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イスラエル、国際空港標的 フーシ派、WHO事務局長滞在中

共同通信 / 2024年12月27日 10時30分

26日、イエメン首都サヌアで、イスラエル軍の空爆後に国際空港から上がる煙(AP=共同)

 【カイロ共同】イスラエル軍は26日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が掌握する首都サヌアの国際空港や西部ホデイダの港を空爆した。フーシ派系メディアは6人が死亡、40人が負傷したと報じた。空港には世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長を含む国連関係者がいた。国連によると、国連人道支援航空サービスの職員1人が負傷した。

 イスラエル軍は標的とした施設をフーシ派が使い、後ろ盾のイランから武器を密輸していたと主張。テドロス氏は被害があった場所から数メートル離れた場所にいて無事だった。軍はサヌア郊外の発電所も空爆した。

 グテレス国連事務総長は報道官室を通じて「人道支援に従事する人を標的にしてはならない。空港や港への空爆は人道支援活動に深刻な危険をもたらす」と非難した。

 フーシ派はイスラエルに対するミサイルや無人機攻撃を繰り返している。ネタニヤフ首相は声明でフーシ派への攻撃を続ける構えを示した。

 テドロス氏はX(旧ツイッター)投稿で、衛生環境や人道状況に関する協議のため、イエメンを訪れていたと説明した。

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