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原爆ドーム対岸で震災追悼行事 紙灯籠「1.17」に並べ

共同通信 / 2025年1月17日 10時3分

阪神大震災から30年を迎え、原爆ドーム対岸にともされた「1.17」の紙灯籠=17日早朝、広島市の平和記念公園

 阪神大震災から30年を迎えた17日、広島市の平和記念公園で追悼行事が開かれた。原爆ドームの対岸に紙灯籠約300個を「1.17」の形に並べ、参加者らは震災発生時刻の午前5時46分に黙とうし、犠牲者を悼んだ。

 震災で大学生の長男=当時(21)=を亡くした同市の加藤りつこさん(76)が代表を務める団体などが主催。紙灯籠には、神戸市の公園「東遊園地」のガス灯「1.17希望の灯り」から分灯された火がともされた。

 当時大学生で神戸市の自宅で被災した会社員沖原妃美子さん(49)=広島市=は「あっという間の30年だった。亡くなった方のことを思い、命拾いできたことに感謝して生きていきたい」と語った。

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