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Nornickelの革新的ソリューションがアジア太平洋地域の持続可能開発目標に貢献

共同通信PRワイヤー / 2024年4月30日 16時32分

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【バンコク2024年4月29日PR Newswire=共同通信JBN】気候変動と環境保護は、アジア太平洋地域の最重要級の問題です。世界の二酸化炭素排出量の約50%がこの地域から出ています。この地域の地球温暖化は世界平均を超えており、近年、状況は悪化しています。


Nornickelが現在取り組んでいる革新的なパラジウムソリューションは、20億人を超える人々の水処理の改善、グリーンエネルギー・プロジェクト実施の促進、有害な排出の削減、生分解性包装への移行最適化など、この地域の主要な課題に対処するでしょう。Nornickelは2030年末までに革新的なパラジウム用途の研究開発に1億ドルを費やす予定です。 


Norilsk NickelのDmitry Izotovパラジウムセンター長は、バンコクの国連会議センターで開催されたアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)によるアジア太平洋の持続可能開発へのデジタルイノベーション活用に関する全体会議で、このテーマについて講演しました。


ほとんどの水は現在、塩素で消毒されていますが、塩素の生産、輸送、保管で重大な環境リスクが生じています。パラジウム合金触媒と電気分解技術を組み合わせることで、水道の近くで消毒剤を生産でき、環境リスクが軽減されます。 


「パラジウムは将来にとって、とりわけ水素や太陽エネルギープロジェクトで、重要な鉱物です。水素エネルギー領域でのパラジウムベースの触媒は、電気分解による水からの水素の抽出から、その輸送、燃料電池そのものまで、生産チェーンのあらゆる段階で効率の向上を示しています。太陽エネルギー産業では、パラジウム・カルコゲニドは高効率の太陽電池の製造に使用できます」とNorilsk NickelのDmitry Izotovパラジウムセンター長は述べました。


生分解性包装材生産の主要原材料は現在、グリコール酸であり、危険な発がん性物質であるホルムアルデヒドに由来します。新しいパラジウムベースの触媒は、発がん性のあるホルムアルデヒドの必要性をなくし、原料の収率が向上します。パラジウム技術は、メーカーにとってますます厳しくなる環境規制への準拠に役立つだけでなく、生産コストを削減し、安全性を向上させます。


「世界的なデジタル化の時代に、神経回路網、ビッグデータ分析、機械学習などの技術は、工程を加速する上で重要な役割を果たしています。Nornickelはデジタル技術を積極的に使い、材料の構造と特性をモデル化し、予測しています。デジタル技術開発で緊密な国際協力はすべてのレベルで必要であり、グリーン技術導入を加速し、持続可能開発目標を達成するために極めて重要です。パラジウム技術センターは、新しいデジタルツールを試験するパイロットサイトとして機能する用意があります」とDmitry Izotov氏は述べました。 

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