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災害時の介護食品(嚥下調整食品)の備蓄の重要性について

共同通信PRワイヤー / 2024年6月6日 10時15分


――災害時の高齢者ケアで重要なこと


 多くの要介護高齢者は唾液の分泌が少なくなり、口腔内が汚れやすくなります。そして嚥下障害の方は唾液がうまく飲み込めず、痰が絡みやすくなり、口腔内の清潔を保っていない状態のまま食事をしてしまうと誤嚥性肺炎につながることがあります。平時であれば施設で口腔ケアができますが、被災地ですと十分に出来ていないのが実情です。ある調査では肺炎で亡くなる方の多くは65歳以上の高齢者が占め、そのうちの約7割が誤嚥性肺炎という報告もあり、災害時でも高齢者の口腔ケアを行うことは、命を守る上でとても重要なことと言えます。


――誤嚥を防ぐ食事について


 誤嚥を起こさないようにするには、ポロポロした焼き魚を煮魚に変更するとか、とろみをつけるなど調理の工夫が有効です。「わかめ」や「最中」は喉に張り付きますし、サラサラした食品も嚥下状態によっては避けた方が良い場合もあります。災害時でも一人ひとりの高齢者の食べる機能に合わせた食事提供が求められますが、誤嚥や窒息を起こさない為の食事の備えがある施設であっても、現在は「お粥」や賞味期限があまり長くない「ゼリー」、「流動食」、「とろみ剤」くらいなのではと想像しています。


――具体的にどうすればよいか?のヒントを共有する


 一般的に、施設では、低栄養のリスクがあり、嚥下機能に問題がある方には食事形態をその方の機能に合わせて変更したり、少量にして栄養補助食品を付加したり、水分にはとろみをつけたりして対応していますが、災害時に備え、これらが網羅できる長期保存食があるとよいと思っています。嚥下調整食が必要な方は、食事から十分な栄養が摂れないと体力低下が起こりやすく、誤嚥などによる誤嚥性肺炎のリスクも高いです。超高齢社会における日本の避難所は、嚥下調整食が必要な方もきちんと対応できる体制を整えないとダメなのです、これをメッセージとして伝えたいです。


――「尾西の振って作るムース」を評価する


 本当なら普段の食事と同じもので、楽しみに繋がる嚥下調整食が一番良いに決まっているのですが、災害時には生き抜くための嚥下調整食が必要になります。「尾西の振って作るムース」は、停電でミキサーが使えない時や、不慣れな方でも簡単に作ることができます。「ダマにならずにムース状になる」「丸飲みしてもスムーズに嚥下しやすい」「少量で高栄養」「常温で長期保存が可能である」といった点で優れた商品です。これだけ高栄養で物性が安定している、かつ長期保存が可能な嚥下調整食は初めて出会いました。先日、職場の管理栄養士の仲間で試食したところ「とてもなめらか」「甘すぎず、食べやすい」「もったりしていない」「付着性が低い」「ほうじ茶の味が良い」など、とても高評価でした。備蓄品にとても良い商品だと思います。

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