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地域医療に真に貢献できる薬剤師を育成する実習プログラム「在宅医療研修アドバンストプログラム」を実施

共同通信PRワイヤー / 2024年6月28日 10時0分

多職種が活躍する現場で、薬剤師としての役割を学ぶ10日間


2024/6/28

京都薬科大学


 京都薬科大学(京都市山科区)は、昨年に引き続き2024年7月から全16日程に分けて、在宅医療の現場でチーム医療の実践や薬剤師としての役割を学ぶ10日間の実習プログラム「在宅医療研修アドバンストプログラム」を実施します。


 


 日本では少子高齢化の進行により、2050年には高齢化率が約38%にも達し、高齢者1人あたりの生産年齢人口は1.4人となるといわれています。こうした背景から、要支援・要介護認定を受ける人の割合が急増するとともに、病床数の不足や介護・医療費の増大が懸念されており、これらの対応策の一つとして在宅医療の推進が求められています。


 


 京都薬科大学では、2016年度から医療法人社団都会 渡辺西賀茂診療所のご協力のもと、5年次生対象の選択制プログラムとして在宅チーム医療の実習を行っており、2016~2019年度の4年間で31人が参加しました。2020~2022年度はコロナ禍により中止していましたが、2023年度は4年ぶりにプログラムを再開し、7人が実習を終えました。今年度の実習期間は、2024年7月から2025年3月にかけて、10日間を1クールとして全16クールの日程を設定。各クールの定員は2人で、クールごとに参加学生を募集します。


 


 薬学部5年次で全学生が実施する病院・薬局での実務実習は、主に薬を介した患者対応や他職種との関わりなどを学ぶ「薬剤師になるための実習」である一方、本プログラムの目的は「一医療系学生として他職種の視点を知り、在宅チーム医療における薬剤師の役割を学ぶこと」です。本プログラムを通して、病院とは異なる環境下で、他職種と協働しながら地域で患者さんを支えていく医療を経験し、その中で薬剤師として何ができるかを考える機会となっています。※


 昨年度参加した学生からは「終末期の在宅医療に関するイメージが大きく変わった。生きている時間を患者さんにとってより良い時間にするためにチームで取り組む姿勢を学んだ」「薬剤師として薬の提供や服薬指導だけでなく、コミュニケーションやフィジカルアセスメントの大切さを実感した。他職種の仕事を理解したうえで薬剤師としての役割を考えていきたい」と本プログラムならではの経験や新たな気付きが得られたという声が聞かれました。全日程終了後は学内にて実習報告発表会を実施し、自らの学んだことについてポスター発表も行っています。

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