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深セン-中山通道が開通し、前海が開放拡大の新たな原動力を得る

共同通信PRワイヤー / 2024年7月1日 15時27分

AsiaNet 0200243 (1119)


【深セン(中国)2024年7月1日新華社=共同通信JBN】2つの橋、2つの人工島、海底トンネルを備えた中国南部の巨大な海の横断道であるShenzhen-Zhongshan Link(深セン-中山通道、深中通道)が6月30日、北京時間の午後3時に開通しました。


この通道(接続道)の深セン・ターミナルは前海にあります。Authority of Qianhai Shenzhen-Hong Kong Modern Service Industry Cooperation Zone(前海深セン-香港近代サービス産業協力区管理局)によると、全長24キロメートルに及ぶこの接続道は、広東省の珠江河口の対岸に位置する中山市とテクノロジーの中心地である深センの間の移動時間を2時間から約30分へと大幅に短縮します。これにより、珠江河口の道路網レイアウトが再形成され、広東・香港・マカオ大湾区(GBA)の経済と社会の発展に大きな影響を与え、「GBAの交通拠点」としての前海の地位がさらに強化されます。


この接続道は世界で最も難易度の高い、海を越えたクラスタープロジェクトの1つと考えられています。前海は同接続道の深セン側の起点であり、香港の近代サービス産業と相互に接触する深センの重要拠点でもあります。利便性の高い交通は近代サービス産業へのアクセスを大幅に向上し、ハイエンドサービスの拡大を促進します。同接続道の開通により、香港の近代サービス産業は、前海から本土市場にこれまでより幅広く、より便利に参入できるようになります。


前海のクロスボーダー金融、オフショア金融、自由貿易(FT)口座などの金融サービスは、GBAにさらに迅速に普及することが期待されています。中山や江門などの都市におけるクロスボーダー投資や融資のニーズは、対岸の前海や深センとのマッチングが急速に進むでしょう。物流の面では、前海には複数の港とひとつの空港があります。自由貿易区として、前海はGBAの各都市に高品質の輸送サービスを提供することができ、この地域におけるクロスボーダー通商の急速な発展が促進されます。さらに、展示会産業も前海の発展による恩恵を受けます。Overall Development Plan for the Qianhai Shenzhen-Hong Kong Modern Service Industry Cooperation Zone(前海深セン-香港近代サービス産業協力区の総合開発計画)によると、深センと香港でさまざまな展示会が共同で開催され、 Shenzhen World Exhibition & Convention Center(深セン国際展示コンベンションセンター)はこの構想の中で重要な役割を果たします。そのほか、法務分野における前海の数々の制度革新は、波及効果をもたらすことが期待されています。前海を拠点とする広東・香港・マカオの合弁法律事務所や、前海で業務を行う資格を持つ香港とマカオの弁護士は、GBAの他の都市にも容易にサービスを拡大でき、それによってこの地域の法務サービスは国際基準に合致するようになります。

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