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【三人之会特別企画】演劇×能×ハンドパンがノーベル文学賞受賞作家・高行健の『逃亡』を描く! 

共同通信PRワイヤー / 2024年7月24日 21時40分

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30分間の試作をご覧になった後は、出演者やスタッフと自由に対話していただくことができます。どなたさまもお気軽にお越しくださいませ。 

                      


作品あらすじ

デモへの弾圧によって廃墟と化したとある都市。一組の若い男女が命からがら誰もいない倉庫へ逃げてくる。そこへやってくる、作家と思しき一人の中年の男。出口のない一室の中で、三人は「夜明け」を待ちながら、社会の未来について、己の過去について、人の愛について語る。作者・高行健は中国における小劇場演劇/実験演劇の開拓者。話劇が主流であった中国演劇界に大きな衝撃をもたらした。フランス滞在中の89年に発生したとある事件に衝撃を受け、本作を執筆した。

                      


演出 奥田知叡コメント

幼少期から中国語を学び、中国の時代劇や歴史小説を好んで読んでいた私にとって、中国の近現代政治史というのはどこか人ごとのような感覚でした。社会的混乱を実際に経験していない人間が極限的状況を描くことが可能なのか、昨年10月に高行健『逃亡』を演出した際は戯曲が描く主題の強さに苦しみながらキャストやスタッフに支えられてこの課題に挑みました。

私が高行健『逃亡』を初めて読んだのはコロナ禍に見舞われた2020年春、狂騒的なあの3ヶ月間の混乱の後、養成所の成果発表として上演する作品を探していた時でした。『逃亡』が描く閉塞感と命の儚さに大変共感を覚たのですが、『逃亡』は他にも「命の危機が生じる社会的混乱に直面した際、人はどのように生きることができるのか」、「こうした現象を芸術はいかに描くべきか」、「命と社会をめぐって激しく対立する中年と青年ー二つの世代は理解し合えるのか」など様々な命題が散りばめられています。

本企画では30分間の試作をお届けしますが、過酷な戯曲に挑む三人之会とアーティストたちの姿をぜひ見にきていだければと思います。


美術 今子青佳コメント

三人之会では、アナログな手法で美術を作ることを大事にしてきました。一例として、第二回公演で使われた「流れる文字」の映像は、デジタル加工やCG技術によって作成したものではなく、容器の中で溶け落ちていく文字をただカメラで撮影したものです。アナログな技法で作品を作ると、ディティールは綺麗なものとはなりません。統制されていないため、動きとしてはぎこちなさもあります。そして自然と恣意的な部分が入りますが、それらの重なりによって、あるいは意図せざる動きによって作者の意図を越えた幅の広い作品ができると考えています。

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