「在宅における心不全ICTモニタリングプロジェクト」が 経済産業省ヘルスケア産業基盤高度化推進事業に採択
共同通信PRワイヤー / 2024年7月24日 16時0分
本プロジェクトでは、心不全患者が家庭で取得したバイタルデータを、オムロンヘルスケアのスマートフォン健康管理アプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」 を介して収集し、同アプリ内の医療従事者向け画面で確認するなど医療施設内でモニタリングします。医療従事者は患者のバイタルデータを元に心不全の増悪兆候を検知し、適切なタイミングで介入することで、心不全の増悪や入院を予防します。従来の心不全治療では、体重や血圧、息切れやむくみなどの自覚症状と服薬状況を記録する心不全手帳が活用されていますが、容体変化の把握が遅れ適切なタイミングで受診行動に繋がらないなどの課題が見受けられました。
■本プロジェクトによる心不全治療の変化イメージ
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407223931-O8-3oCcB9HO】
オムロンヘルスケアと京都府立医科大学は、これまでも「心電計付き上腕式血圧計による術後管理」に関する共同研究など心疾患領域を中心として、よりよい治療の実現を目指してきました。今後、両者は本プロジェクトで行う心不全モニタリングサービスの社会実装を京都から開始して全国に展開する予定です。全国の心不全患者における再入院率および死亡率の低減を目指します。
*1 Information and Communication Technology
*2 平成29年度国民医療費の概況(厚生労働省 循環器病に係わる統計より)
*3 Okura Y et al. Circ J 2008; 72:489-491I(公益財団法人 日本心臓財団 ホームページより引用)
■ 先行試験(パイロット試験I)の概要
実施期間:2022年4月から3か月間
被験者数:30名
被験者属性:年齢 72.7±5.6歳、男性19名、女性11名
測定継続率:85%以上
心不全増悪症例:1件
実施フィールド:京都心不全ネットワーク
■本プロジェクトで使用する機器
1.心電計付き上腕式血圧計 HCR-7800T
主な特長
日本初の心電計付き上腕式血圧計
血圧測定と一緒に心電図を記録
スマートフォンアプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」で心電図波形を解析、心房細動の可能性をお知らせ
記録結果を保存、PDF等で結果を出力できる
※本製品は医師や医療関係者の指示により購入できる特定保守管理医療機器です
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