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アルムナイ導入進む「金融業界」 退職者が評価する企業の共通点は、成長を促すフラットな企業文化

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 14時0分

OpenWorkに投稿された、金融業界のアルムナイに関するクチコミ


「卒業生・アルムナイとの人的ネットワークが豊富であり繋がりが強い。会社を辞めた後でも人脈が維持できやすい。退社後にスタートアップやファンド等で活躍している人が多く、啓発される若手の社員が多い。その様な、ある意味寛容な企業文化があるので、トップ級の人材を引き寄せ続けることができるのではないか。(投資銀行部門、男性、ゴールドマン・サックス証券)」


「基本的には新卒入社の人間には色々な意味で優しい。日本のトップマネジメントの人間も新卒入社が多い。とはいってもやはり途中入社の人間の方が多く、出戻りもあり。一度退社し、他社に転職した後、その会社が肌に合わず、戻ってくる人間も多くみてきた。ギスギスした会社とは異なり、人に仕事を教わる機会も沢山あり、それが良しとされる文化がある。(トレーダー、男性、JPモルガン証券)」


「大企業ゆえ、産休・育休などの制度は非常に整っており、結婚や出産を機に退職する女性はほぼいない印象。また、配偶者の転勤などで一度退職した女性の再雇用システムがある。(リテールセールス、女性、野村證券)」


 

退職者から評価が低かった企業に共通する、「トップダウン」「年功序列」なクチコミ


成長を実感し、ポジティブな理由で退職する社員がいる一方で、大きな不満を抱えて去る社員もいます。金融業界に限定して集計した今回のランキングで、退職者からの評価が低い企業のクチコミに多く見られたのは「トップダウン」「年功序列」といった、旧態依然の組織文化を指摘する声で、退職者から高く評価される企業のクチコミとは対照的な結果となりました。


今後、ますますアルムナイ採用が拡大していくことが予想されますが、制度を機能させるためには、こうした組織課題に向き合うことが求められるのではないでしょうか。外の世界で経験を積んだ元社員の意見やフィードバックを積極的に受け入れるなどし、オープンな組織への改革に取り組める企業かどうかも、元社員に「また働きたい」と思わせる分かれ道となりそうです。


 

OpenWorkに投稿された、退職者から評価が低い金融業界企業のクチコミ


「トップダウンで物事が決まってしまい、決まったことが降りてくるだけで、反論したくても決まったことだからと言われてしまう古い体質。(女性)」


「組織としては明らかにトップダウンの傾向が強い。位が高い所から低い所へ指示が徹底され、若手からの意見を吸い上げるといった取り組みはあまり期待できない。法的な縛りもあるだろうが、現場や若手の意見や希望に向き合い、役職者や役員がそれを実現すべく行動していかなければ、今後の生き残りは難しいと考える。(男性)」

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