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新たな脱アシル型クロスカップリング反応の開発に成功

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 9時0分


※2 ワンポットプロセス

ワンポットプロセスとは、一つの反応容器(フラスコや反応釜)に複数の試薬を順次加えていくことで、複数の化学反応を連続的に行う工程を指します。例えば、複数の反応を別々の容器で行う場合、それぞれの反応の停止処理や生成物の抽出・分離が必要となり、工業的には高コストがかかる。一方、ワンポットプロセスでは、一つの反応容器で全ての反応を行うため、コスト削減、処理の簡便化、生成物の収率向上など、多くの利点がある。


※3 クライゼン縮合

2つのエステルまたは1つのエステルと1つのケトンが反応してβ-ケトエステルまたはβ-ジケトンを生成する反応。


※4 逆クライゼン縮合

クライゼン縮合の逆反応で、β-ケトエステルまたはβ-ジケトンを2つのエステルまたは1つのエステルと1つのケトンに分解する反応。


※5 パラジウム/ニッケルdcypt触媒

エステルを取り除き他の化合物に変換できる触媒。山口グループで独自に開発された新規ジホスフィン配位子dcypt (3,4-ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)チオフェン)をもつパラジウム・ニッケル化合物。なお、dcyptに関しては関東化学から発売中(製品番号05806)。


(7)論文情報

雑誌名:Chem

論文名:Versatile Deacylative Cross-coupling of Aromatic Ketones

執筆者名:中原輝、一色遼大、久保真之、飯泉慶一朗、武藤慶、山口潤一郎(早稲田大学)

掲載予定日時(現地時間):2024年7月29日 午前11時

掲載予定日時(日本時間):2024年7月30日 午前1時

掲載予定URL:https://doi.org/10.1016/j.chempr.2024.07.002


(8)研究助成

研究費名:JSPS科研費 JP21H05213

研究課題名:新規触媒による高効率脱アシル化クロスカップリング反応の開発

研究代表者名(所属機関名):山口潤一郎(早稲田大学)

その他、JST ERATO JPMJER1901も一部ご支援をいただきました。


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202407264249

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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