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日本の平均寿命発表!長寿と短命、その差は食生活。 真打は『魚のタウリン』と『大豆のイソフラボン』

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 10時0分

("Taurine deficiency as a driver of aging" Parminder Singh/9 Jun,2023)


タウリンの24時間尿中排泄量を世界60数地域の健診で分析したところ、50代前半の男女でタウリンの少ない第1分位の人々は、最も多い第5分位の方に比べ、肥満・高脂血症・高血圧は2.9、1.9、1.3倍多く、タウリン摂取の低下が生活習慣病のリスクであることが示されました。

(Sagara et al. Adv Exp Med Biol. 2015; 803:623-636.)


イソフラボンとは?

豆腐など大豆類に含まれる成分で、体内で血管を拡張させるNO(一酸化窒素)を作ることから長寿をサポートする栄養素のひとつといえます。ただし活性酸素があるとNOを破壊してしまうため、活性酸素を防ぐ抗酸化物質と一緒に摂るのがより効果的です。沖縄の人は長寿といわれますが、その理由のひとつにゴーヤチャンプルーがあります。ゴーヤチャンプルーはゴーヤと豆腐の炒め物です。ゴーヤのビタミンCが活性酸素を抑えるのもあいまって、豆腐に含まれるイソフラボンが十分に働きます。




検証されてきたタウリンとイソフラボンの効果


高血圧予防

チベットやネパールなど、ヒマラヤの山岳民族の人々は血圧が非常に高い傾向があり、多くの人が脳卒中や心筋梗塞で亡くなります。原因のひとつが、タウリンをほとんど摂取しないこと。川があり、川魚はとれますが、宗教上の理由から魚を食べないのです。一方で彼らは日常的にバター茶を飲みます。バター茶には塩が入れられており、1日の塩分摂取量が18グラムにも及びます。それもあり、高血圧に陥りやすいのです。

彼らにタウリンの粉末3グラム=3000ミリグラムを2カ月間飲んでもらったところ、最高/最低血圧153/93が同138/84まで下がるという結果が出ました。このように、タウリンには血圧を下げる効果があるようです。(家森幸男, 大豆は世界を救う, 法研, 東京, 2005, 186)




心筋梗塞

世界各国の心筋梗塞による死亡率と魚食の相関を調べたところ、魚を食べる国や地域ほど心筋梗塞の発症率が低いことがわかりました。比較的魚を食べる日本人の心筋梗塞の発生率は非常に低く、先進国中ではもっとも低い国でした。次いでヨーロッパで魚をよく食べる、スペインやポルトガルが低く、魚をあまり食べないイギリスやフィンランドでは心筋梗塞の発生率は高くなっていました。

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