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日本の平均寿命発表!長寿と短命、その差は食生活。 真打は『魚のタウリン』と『大豆のイソフラボン』

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 10時0分

(“An inverse association between magnesium in 24-h urine and cardiovascular risk factors in middle-aged subjects in 50 CARDIAC Study populations” 30 October,2014)




筋肉機能の維持

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(愛知県・大府市)・老化疫学研究部の大塚礼部長を代表とする研究グループが、2023年7月、大正製薬株式会社および北翔大学との共同研究で、食事からのタウリン摂取量が多いと脚の筋力(膝伸展筋力)が維持される傾向にあることを発見しました。

愛知県大府市・東浦町の地域住民から性・年代別に層化無作為に選出された40歳以上の男女1,254名を対象に、2002年から約8年の間、 タウリン摂取量と体力指標=膝伸展筋力(足を動かした際に筋肉を伸ばす力)、長座位前屈(両膝を曲げずに座り、上半身を倒す)、閉眼片足立ち、最大歩行速度の変化量を観察。

その結果、食事からのタウリン摂取量が多いほど膝伸展筋力が増加していることがわかりました。

65歳以上では、タウリン摂取量の多少に関わらず膝伸展筋力は低下しますが、タウリンをたくさん摂取していた人のほうが、膝伸展筋力の減少幅が小さい、すなわち、タウリンの摂取量が多いと筋力が維持されるということが示されました。

 ("Association of taurine intake with changes in physical fitness among community-dwelling middle-aged and older Japanese adults: an 8-year longitudinal study"Frontiers in Nutrition/20 March, 2024)




脳への影響

魚と大豆をよく食べる人は、血中に葉酸が増えます。葉酸は認知症と関係があると考えられています。

アメリカやカナダでは、1998年から葉酸を法律でパン類に添加しています。

(JAMA Intern Med. 2017;177(1):51-58. doi:10.1001/jamainternmed.2016.6807) 


その結果、高齢者が増えているにもかかわらず、高齢者が認知症にかかる割合が減っています。オックスフォード大学の研究で、葉酸を与えられた高齢者は、脳の萎縮、特に記憶に関係する海馬の萎縮が抑制されることがわかりました。(Douaud G, Refsum H, de Jager CA, et al. PNAS 110 (23) 9523-9528, 2013.)

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