1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

使用済みタイヤからの再生カーボンブラック生産/サムライカーボンズ株式会社

共同通信PRワイヤー / 2024年8月2日 17時0分


■ゴム物性評価


vCBであるFEF 40(80%):弊社のrCB 10(20%)で8対2の割合で、ゴム試験を行なった結果、


市販カーボンブラックFEF 50(100%)と比較すると、


●引張強度については、(FEF100%)の26.2MPaに対して、(SB20)は24.2MPaとなり、7.7%数値が低い。


●引張伸び率については、494%に対して、536%と8.5%数値が高い結果となっております。


 


弊社の再生カーボンブラックであるSB20については、2次加工しており、1次加工のみの再生カーボンブラックとの比較すると、


引張強度で8.2%改善されております。


 


結果、vCBを80%とし、再生カーボンブラックSB20を20%までは、


ゴム物性が許容範囲内だと判断しております。


 


■対象企業様と参考価格


 


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108057/202408024560/_prw_PT2fl_imv0B2dy.png


 


Samurai Black20参考想定価格 : 1kg / 326~500円 ※現段階の想定価格となります。 ※「この記事を拝見した」とお伝え頂ければ200gのサンプルを無償で発送致します。


 


価格の根拠として、再生カーボンブラックの一次処理、二次処理、三次処理等を行ない、手間暇かけて生産しており、さらに、工場内の消費電力については、抽出した再生油で発電機に使用し、バーナー燃料にて再利用し、極限までCO2の削減を行なっているため、販売価格を設定しております。


 


 


■サムライカーボンズ㈱の研究で分かったこと。


●チャーによるアグリゲート相互凝集物と揮発分の関係


 


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O6-6TZIMhqp


チャーによるアグリゲート相互凝集体(以下、凝集体と略す)は、図2に示すようにアグリゲートがチャーにより部分的に結合した形と想定している。チャー部分は格子欠陥の多い構造と想定しているが、カーボンブラックのアグリゲート間が共有結合により強固に結合した部分があると考えている。


 


この凝集体の凝集力は、カーボンブラックがゴムに分散する時に必要となるカーボンのゴムへの接着力(カーボン・ゴムのπ-π結合力)より強いと考えられる。この為、ゴム混錬過程で凝集体を破砕することは難しい。大きく、硬い凝集体はゴム物性を低下させる要因となるので、凝集体を破砕機で破砕する必要がある。ただし、チャーの格子欠陥は、熱分解と並行して起こる芳香族環化とその後の炭化が進むと強度が増して粉砕しにくくなり、大きく硬い凝集体が増える。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください