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ロックフェラー財団によるグリーンパワーギャップ:アジアの 20 か国を含む 72 か国で 8,700 テラワット時のクリーン・エネルギーが必要

共同通信PRワイヤー / 2024年8月9日 11時59分


 


72 か国のうち、ラテン・アメリカとカリブ海諸国(ボリビア、エルサルバドル*、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ニカラグア)と中東(シリア、イエメン)は8か国のみですが、アフリカは 44 か国、アジアは 20 か国です。


 


アジア:


 


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107864/202408094842/_prw_OT1fl_db2Q79s7.png


「クリーン・エネルギーに満ち溢れた未来を導き出す万能の答えはありませんが、既存の電力システム資産とアジアの再生可能エネルギー資源の利用可能性に基づく『グリーン化のための絶好のチャンス』があると信じています」とロックフェラー財団の副社長兼アジア地域事務所長 Deepali Khanna 氏は述べました。「この地域の国々、特にインドとインドネシアは、前例のない規模で再生可能エネルギー技術を導入しており、すでに道を切り開いています。」


 


グリーンパワーギャップ(Green Power Gap)の計算


 


この報告書で、ロックフェラー財団は国連加盟国 193 か国を 3 つのカテゴリーに分類しています:(1)「Advanced economies(先進国)」:世界銀行が高所得と定義する 55 カ国。(2)「Energy-poor countries(エネルギー貧困国)」:68 か国のエネルギー貧困国、さらに上記の 4 か国*。(3)「Emerging economies(新興国)」:2 つのカテゴリーの中間に位置する66か国(このグループの電力消費量は過去 50 年間で年間 4,000 kWh近く増加したのに対し、「エネルギー貧困国」では 500 kWh しか増加していません)。


 


グリーンパワーギャップ(Green Power Gap)を計算する際には、人口増加と開発目標を考慮しながら、地球の気温を 1.75°C 未満に抑えつつ世界が排出できる炭素の量を決定しました。また、55 の「先進」国が 2050 年、66 の「新興」国が2060年に実質ゼロ排出を達成すると想定しています。


 


この計算に基づくと、シナリオの残りの 207 ギガトン(GT)の炭素予算により、72 の「エネルギー貧困」国が成長する余地がかなり生まれます。電力部門単体に焦点を当てると、化石燃料による発電が短期的には緩やかに成長するとしても、長期的にはグリーン電力が主流になる必要があります。たとえば、2030 年になっても、エネルギー資源の乏しい国々は、総発電量の約 3 分の2を依然として化石燃料から得ている可能性があります。しかし、2040 年までにその割合を30%に下げ、2070 年までに実質ゼロを達成する必要があります。

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