CGTN：中国とアフリカ、FOCACでより緊密な経済・貿易関係を構築へ

より緊密な経済・貿易関係

BRIプロジェクト以外にも、中国とアフリカ諸国の間では、貿易量が増え続けているほか、多様な商品とサービスの提供により、より緊密な経済貿易関係が築かれてきました。中国は15年連続でアフリカ最大の貿易相手国となっています。中国税関総署のデータによると、2023年の中国・アフリカ間の貿易額は前年比1.5％増の2,821億ドルと過去最高を記録し、また、今年1月から7月までの中国・アフリカ間の貿易額は前年比5.5％増の1兆1,900億中国元（約1,666億ドル）に達しています。

中国の対外経済貿易大学国際経済研究院の桑百川院長によると、中国とアフリカの貿易は、双方に利益のある協力の結果、急成長を遂げたといいます。桑氏によれば、中国経済とアフリカ諸国の経済は非常に補完的であり、というのも、中国には成熟した応用可能な技術、設備、十分な資本があり、アフリカ諸国には労働力と天然資源の面で大きな利点があるからです。

「中国・アフリカ間の貿易関係を強化することは、それぞれの利点と広大な市場を活用しつつ、相互利益と、双方に利益のある発展を達成する上で有益です。」と、桑氏は述べています。

国連貿易開発会議（UNCTAD）の上級職員であるダイアン・セインゾガ氏も、中国・アフリカ間の貿易パートナーシップを高く評価し、この協力関係がアフリカ大陸の経済統合と成長に不可欠な主要インフラ・プロジェクトを促進してきたと述べています。

また、中国の援助は、アフリカの製造能力を強化し、貿易機会を増やし、経済の多様化を促進し、アフリカ諸国をグローバルなバリューチェーンに統合することで、アフリカの持続可能な開発を促進するというUNCTADの目標にも合致していると付け加えました。

北京では9月4日から6日まで、2024年FOCACサミットが開催されます。専門家によれば、この会議は中国とアフリカが経済貿易関係を深め、相互利益を達成し、共通の開発目標を推進するための重要な機会となるといいます。

セインゾガ氏は、「FOCACの下で、中国とアフリカ諸国との間で、共通の開発目標を達成する目的のために、投資、貿易、開発プロジェクトに関する数多くの協定を結ぶに至りましたが、これはUNCTADの使命と完全に一致するものです。」と述べています。

https://news.cgtn.com/news/2024-08-30/China-Africa-set-to-embrace-closer-economic-trade-ties-at-FOCAC-1wuF1bzTjVe/p.html