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「Japan Robot Week 2024」に情報工学科 中沢 実研究室が出展。9月18日~20日 東京ビッグサイト

共同通信PRワイヤー / 2024年9月10日 13時30分

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106137-O5-fLSuxF27


 

■災害時でも稼働できるLocation-based AR基盤の構築


近年、現実世界の風景にバーチャルな情報を重ね合わせるAR(拡張現実)技術を活用したサービスが増え、観光や教育、ゲームなど、様々な分野で活用されています。このARの手法の一つに、スマートフォン等の位置情報に基づいてARオブジェクトを描画するLocation-based ARがありますが、Location-based ARを利用するためには、ARオブジェクトをダウンロードするためのインターネット接続と、クライアントの位置情報を把握するためのGPS接続が必要となります。

中沢研究室では、災害時や電波の届かない屋内といったインターネットやGPSが使用できない環境でも、場所に紐づくARオブジェクトが描画できる新たなLocation-based ARの基盤システムを提案しました。

具体的には、空間を一定範囲ごとに区切り、空間ひとつひとつにクライアント(スマートフォン)とARオブジェクトのやりとりを行う中間サーバーをシングルボードコンピューターであるRaspberry Pi4で構築。それぞれのサーバーには位置情報が保持されており、中間サーバーの通信範囲内に存在するクライアントから要求があった場合、対応するARオブジェクトを配信します。  すべてのARオブジェクトは中間サーバーが接続可能な親サーバーで管理されています。


研究室の空間にARオブジェクトとして発表ポスターを描画した例

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106137-O2-MlLhy7uZ

▶デモンストレーション動画(YouTube)

https://youtube.com/shorts/6P2Jw_pAuyw


■自己位置推定ロボット”i2labot” (自己位置推定にUltra Wide Band=超広帯域無線通信規格を利用)


現状の自律移動ロボットでは障害物回避や環境地図作成、自己位置推定、経路計画などのナビゲーションにレーザー光を使った測域センサ(LiDARライダー)を利用しています。ところが外界の状況により測位精度が悪くなる点が課題になっています。これに対してUltra Wide Band(超広帯域無線通信規格)は従来の無線の数百KHzや、Wifiの20MHzと比べて、帯域幅は7,500MHzとかなり広く、またテレビやパソコン等の電子機器が出す電磁波に比べても非常に小さな出力で通信します。また障害物の影響を受けにくいといった特徴から高精度の測位・測距センサーとして注目されています。

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