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Zap Energyが核融合発電技術を発表1億3000万ドルを調達

共同通信PRワイヤー / 2024年10月10日 9時53分

Zap Energyが核融合発電技術を発表1億3000万ドルを調達

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410107872-O3-9niU0zn7


Zapは、核融合エネルギー実現のための重要な技術を試験するプラットフォーム「Century」と新たに調達した1億3000万ドルの資金を活用し、独自の小型核融合炉の実現を推進する


ワシントン州エバレット, 2024年10月10日 /PRNewswire/ -- Zap Energyは、同社の新しい実証プラットフォームである「Century」の運用を開始し、商業用核融合炉の実現に向けた大きな一歩となる追加資本1億3000万ドルを調達しました。


Zap社の独自の小型核融合炉へのアプローチは、他よりもより高速な反復周期と、より低い資本コストのメリットがあります。これにより、Zap社は、システム全体でのウォールプラグネットエネルギーに達するために必要な実現技術をプラズマ物理学の研究開発と並行して開発することができます。この実現に求められる技術には、反復的パルスパワー、液体金属壁、耐久電極などがあります。


Centuryは、核融合炉関連の技術(過去の大規模なプラズマ対向液体金属ブランケット試験など)を完全に統合した初の実証です。


今回のシリーズDラウンドで調達した新たな資本は、科学的な正味のエネルギー利得(Q>1として知られる)を超えてプラズマ性能を拡大すると同時に、商業化に必要な技術を成熟させるという会社の野心を後押します。


「核融合の商用利用に向けた競争は、歴史的にトライアスロンのように考えられてきました。科学、エンジニアリング、そして商業化です」とZap社のCEO ベンジ・コンウェイ氏は語ります。「しかしZapでは、この3つを同時に行うことを試みています。このような平行アプローチは、核融合の商用利用を適切な時間軸で実現するための鍵です。Centuryはエンジニアリングの段階において欠かせない要素なのです」


実験室から電力網へ。Zピンチ核融合


Zap Energyの核融合への手法は、せん断流安定化Zピンチとして知られ、大型の超伝導磁石や強力なレーザーを使用せず、従来のシステムよりもはるかに小型です。


核融合から正味エネルギーを生成するには、装置の種類にかかわらず、内部のプラズマが核融合の三重積を満たす必要があります。つまり、十分に高温、高密度、長時間でなければなりません。2つの主力核融合装置を用いたプラズマ物理学における急速な進歩の実績と、将来の実現可能性を底上げする最近の研究結果により、Zapはより大きな極限に立ち向かい、生み出された核融合エネルギーを利用するための新しい装置の設計に着手しました。

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