Innovation for Cool Earth Forum 第11回年次総会(ICEF2024)開催報告 13セッション開催
共同通信PRワイヤー / 2024年10月22日 14時0分
3.結びにあたって
多様性と包括性は、ICEFの変わらぬ信念である。特に、地方や先住民族のコミュニティ出身の若者、女性イノベーターを含む、多様性を代表し体現するスピーカーの参加を常に歓迎し、称賛している。ICEFでは、多様かつ世代や地域を超えたステークホルダーの参加を促し、カーボンニュートラルで持続可能な未来に向けた技術革新と社会変革の機運をさらに高めることに、引き続き全力で取り組んでいく。
地方や先住民族のコミュニティを含む課題の最前線で変革をリードする若いイノベーターたちは、ICEF2024において「イノベーションは人から生まれる」と強調し、次世代への投資と前向きな変化の推進を継続する必要があると述べた。「私たちは、未来を形作る上でイノベーションが果たす重要な役割を認識している。そして、人類史上最高かつ最悪のこの時代に、この素晴らしい地球を次の世代に引き継ぐために貢献できることを嬉しく思う」
『サピエンス全史』の著者であるハラリ教授は、核戦争、生態系の危機、AIによる技術破壊を、21世紀の人類が直面する三大グローバル課題として挙げている。ICEFは、今後10年間でこれらの問題に真剣に取り組むべきである。
今年、主要経済国では政治と地政学の状況が変化している。課題は依然として困難な状況だが、今世紀半ばまでにカーボンニュートラルを実現するための基盤が確立されるであろう今後10年間には、共同イノベーションとパートナーシップを通じて、多大な機会が創出され、その機会を捉えることができると予測している。また、地球の境界(プラネタリー・バウンダリー)は、危機感を増大させる一方で、イノベーションと協力の強化を求めるより強力な論拠を提供している。チャンスが生まれている。例えば、1)気候変動への耐性を高めるAI、2)エネルギーシステムの再設計、3)産業バリューチェーンの変革、4)景観に基づく食糧・農業システム、5)金融構造を含むグローバル・ガバナンスの革新、6)革新的な解決をリードする、若い世代の野心とインスピレーションの向上などである。これらは、グリーン・イノベーションの最もエキサイティングな推進要因のいくつかである。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410228518-O7-d8jtT44N】
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