東京都多摩地域の市民団体が開催した「市民ごみ大学セミナー」に登壇
共同通信PRワイヤー / 2024年10月28日 11時0分
その背景には、世界の食料廃棄量が年間約13億トンにのぼり、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1が廃棄されているという実情があります。また、IPCC土地関係特別報告書で人為的な温室効果ガス排出量の8-10%が食品ロスおよび排気に由来する可能性が示されたこともあり、温暖化対策の観点からもこの問題が注目されています。
2022年度の日本の食品ロス量は年間472万トンであり、前年度比で約9.8%減を達成しています。それでも、WFP(国際連合世界食糧計画)によって世界の飢餓に苦しむ人々に提供された食料支援量(同2022年の年間480万トン)に相当する量が廃棄されています。また、日本の食料自給率(カロリーベース)は38%にとどまっており、食料の多くを海外からの輸入に依存している中で、大量の食品ロスを出していることも問題です。
※2 Sustainable Development Goalsの略称で2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標。
目標 12「持続可能な生産消費形態を確保する」において、食料廃棄の減少が重要な柱として位置付けられる。
食品ロスに関する参考資料 (いずれも最終アクセス2024年10月25日)
・「食品ロスの削減の推進に関する基本的な方針 令和2年3月31日閣議決定」
・食品ロスの削減の推進に関する法律(消費者庁サイト)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/promote
・食品ロスについて知る・学ぶ(消費者庁サイト)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/
・「国連世界食糧計画(WFP)の概要」(外務省 資料)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100577867.pdf
・IPCC 「土地関係特別報告書」の概要(環境省 資料)https://www.env.go.jp/earth/ipcc/special_reports/srccl_overview.pdf
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