考古学者、北西アラビアで青銅器時代の町を発見、同地域初の発見
共同通信PRワイヤー / 2024年11月5日 9時59分
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遊牧的牧畜から初期都市化への移行に関する従来の見解に異議
アルウラ(サウジアラビア), 2024年11月2日 /PRNewswire/ -- 新たな考古学的研究により、北西アラビアにあるハイバルのオアシスで、非常に貴重な青銅器時代の町が発見されました。これにより、紀元前(BCE)3千年紀後半に移動型の遊牧生活から定住型の都市生活への大規模な移行が確認されました。
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この発見は、ハイバルのようなオアシスが慎重に管理され、高く評価された土地であり、農業の導入に伴い、移動型コミュニティとの交流と取引の中心地として恒常的な人口を支える役割を果たしていたことを示唆しています。この初期都市化は、地域の社会経済的な構造に大きな影響を与えました。
ナタ(al-Natah)として知られるこの新発見の町には、防壁内に居住区域と墓地区域といった機能が分化したエリアが存在していた証拠が見られます。ナタは紀元前2400年から2000年頃に建設され、紀元前1500年から1300年頃まで存続しました。約2.6ヘクタールの範囲に約500人が居住していたこの町は、ハイバルのオアシスを囲む石造の城壁によって守られていました。
ナタの住民は、1階が物品の収納に使用され、居住空間がその上階にある住居で生活していた可能性があります。彼らは狭い通りを歩き、階段状の塔墓に故人を葬っていました。彼らは乳鉢と杵で食物を調理し、陶器を製作・交易し、広範囲にわたって移動していました。また、金属を加工し、穀物を栽培し、家畜を飼育していました。
サウジアラビアのアルウラ王立委員会総裁兼文化大臣であるバドル・ビン・アブドゥラ・ビン・ムハンマド・ビン・ファルハン・アル・サウード皇子殿下は、次のように述べました。「この重要な考古学的発見は、考古学分野における王国の世界的な意義を浮き彫りにし、この地に宿る文明の深さを証明するものです。この発見は、文化的および歴史的遺産を保護するという王国の取り組みを強化するとともに、共有する人類の遺産への理解を深めるために、世界と知識や専門性を交換することの重要性を強調しています。」
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