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シェフラー、二輪車向けの新たな製品ラインナップで「EICMA2024」に初出展

共同通信PRワイヤー / 2024年11月7日 15時30分


シェフラー、新しいハイブリッドスクーターコンセプトを発表

今回の展示会でシェフラーは、スクーターメーカーKymcoが製造するモデル「DTX360」をベースに同社と共同開発したスクーターコンセプトを、世界初披露します。機械的な統合はKymcoが主導する一方、シェフラーはコントロールシステムのノウハウの提供で当開発に貢献しています。開発したスクーターは小型の電動ドライブコントロールユニット(eDCU)2台を搭載し、Kymco DTX360の電動モーターをインテリジェントに制御します。内燃エンジンを制御する「M4REKコントロールユニット」には、スロットル電子制御システムとエアフローセンサーを内蔵。マスターコントローラー(PDCU=パワートレイン・ドメイン・コントロール・ユニット)が、パワートレインの様々なコントロールユニットに必要なトルクを算出し、配分します。「このハイブリッドスクーターには、シェフラーがヴィテスコとの合併で取得した二輪車パワートレインアプリケーションにおけるシステムノウハウの高さが如実に表れています」と、マティアス・ツィンクは述べています。「当社は、このセグメントこそハイブリッド駆動が持つ可能性を最大限活用できる分野であると信じています。Kymcoとの提携で、魅力的な乗り心地と最適な燃費を提供する、技術的に複雑なソリューションを開発することができました」


低・高電圧車両向けソリューション

シェフラーは、低・高電圧アプリケーションのパワートレイン向けにターンキー技術を提供し、電動化トレンドに対応しています。EICMAでは電動スクーターを展示し、48V駆動二輪車向けシステムソリューションをご紹介します。当ソリューションは、定格出力3から7kWを目安に設計されています。システムにはeDCUコントロールユニットと48V電動モーターを搭載。この電動モーターには、誘導型ローター位置センサー(iRPS)を採用し、高精度な位置検出を可能にしています。「新しいバッテリーマネージメントシステム(BMS)との組合せで、この統合型システムは電動スクーター特有のライディング・プロファイルに最適な駆動を提供します」と、シェフラー二輪車およびパワースポーツビジネスユニット責任者のトルステン・ベロンは説明しています。「当社の統合型ソリューションは、優れたコスト効率とコンパクト設計が特徴で、省スペース化を実現します。特にアジアで大幅な成長が見込まれる低電圧セグメントにおいては、こうした特徴が重要な要素となります」

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