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「ヴィアレブ™」について、米国FDAより進行期パーキンソン病成人患者さんの治療薬として承認を取得

共同通信PRワイヤー / 2024年11月14日 11時0分


ヴィアレブの副作用の大部分は非重篤で、軽度から中程度のものでした。最も多く現れた副作用(10%以上かつCD/LD IRの発生率を上回る)は、注入部反応、幻覚症状およびジスキネジアでした1,2。


アッヴィのexecutive vice president, research and development 兼 chief scientific officer である

Roopal Thakkar, M.D.は、次のように述べています。「進行期パーキンソン病の患者さんは運動症状の日内変動のコントロールが困難であり、日常生活に支障を抱えています。これは特に病気が進行するにつれて顕著になります。今回、ヴィアレブの24時間持続投与により運動症状を制御できる可能性のある患者さんにこのイノベーションをお届けできることを誇りに思います」


パーキンソン病は、脳におけるドパミン産生細胞の消失によって引き起こされる、振戦(ふるえ)、筋強剛、動作緩慢、および平衡障害を特徴とする進行性かつ慢性の神経障害です5。


パーキンソン病について

パーキンソン病の患者数は全世界で1,000万人以上といわれています6。パーキンソン病は、振戦(ふるえ)、筋固縮、動作緩慢、および平衡障害を特徴とする進行性かつ慢性の神経障害です5。パーキンソン病の運動症状は、脳におけるドパミン産生細胞の約60~80%が消失した時点で発現し始め、症状は経時的かつ緩徐に悪化し続けます7。パーキンソン病に対する根治的治療法は知られていませんが、症状の軽減に有用な治療法があります7。


パーキンソン病が進行すると、運動機能および非運動機能の日内変動やジスキネジアなどの合併症が発現します。「オン」状態(症状が概ねよく制御されている)から「オフ」状態(振戦やこわばりが再び出現し、動作がさらに困難になる)への変動が起こることが患者さんから報告されています4。進行期のパーキンソン病患者さんでは、日常活動を著しく妨げるジスキネジア(不随意運動)が現れることもあります4。これらの運動合併症の発現は、神経変性と血漿中のレボドパ濃度の変動に起因しており、診断後2~5年後に50%、10年後では約80~100%の患者さんで報告されています8。


第III相M15-736試験1について

第III相、無作為化、二重盲検、ダブルダミー、実薬対照試験において、進行期パーキンソン病の患者さんを対象として、ヴィアレブの有効性、安全性および忍容性を経口CD/LD IRと比較しました。患者さんへ日中の運動機能の状態を評価するためのパーキンソン病日誌(PD日誌)を提供しました。主要評価項目である良好な「オン」時間は、ジスキネジアを伴わない「オン」時間および日常生活に支障とならないジスキネジアを伴う「オン」時間と定義しました。良好な「オン」時間を収集し、連続した3日間で平均を算出、一般的な覚醒時間である16時間で標準化しました。ベースライン値は、無作為割付前のPD日誌による3日間に収集し、標準化された良好な「オン」時間の平均としました。米国とオーストラリアの80施設において、進行期パーキンソン病の成人患者さん約130名が本試験に参加しました。本試験は患者さんを1:1に無作為に割り付け、一方の群の患者さんには、ヴィアレブ溶液を持続皮下投与し、さらにCD/LD IRのプラセボの経口カプセル剤を投与しました。他方の群の患者さんには、ヴィアレブのプラセボ溶液を持続皮下投与し、さらにCD/LD IRを含む経口カプセル剤を投与しました。治療期間は12週間でした。12週目での日常生活に支障とならないジスキネジアを伴う「オン」時間の増加は、ヴィアレブの2.72時間に対し、経口CD/LD IRでは0.97時間でした(p=0.0083)。「オン」時間の改善は1週目から認められ、12週間継続しました。本試験に関する詳細はwww.clinicaltrials.gov(NCT04380142)およびThe Lancet Neurology(https://doi.org/10.1016/S1474-4422(22)00400-8)をご覧ください。

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